15 / 30
第15話
「いやッ、ヤんッ! こんな、こんなところでッ!」
「こんなところだから、だよ。屋上なんか、他に誰も居やしねえ」
だから、思いっきり啼いていいぜ、との隼人の言葉に、併せるように、伸は大きく悲鳴を上げた。
「あぁ! そこ、ダメぇッ!」
「そうかそうか。ここが伸の弱点か♡」
隼人のペニスが、そこばかり狙って擦り付けられてくる。
「あぁあ。もう……、もう……ッ!」
早々に、伸は吐き出してしまった。
「早えなぁ。あんま、慣れてねえんだ。セックス」
口笛など吹きながら、ぐちゅぐちゅと腰を捻り込む隼人が憎らしい。
ともだちにシェアしよう!