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第16話

「喉から肺にバイキンが入っています。胸にもお薬を塗りましょう」 「はい……」  胸にお薬を塗る方法は、昨日やったから解かる。  圭は上衣をまくり、その白い胸を隼に晒した。ぺろり、と舌が降りてくる。 「ぅん、んッ。あ、あぁ、んッ」  変な気持ちは、どんどんひどくなる。  体が熱く火照り、本当に風邪をひいて熱が出てしまったようだ。  息をするのも苦しく、圭は口を開いて喘ぎ始めた。 「はぁ、はぁ。あぁ……隼、先生……」 「気持ちいいですか?」 「……はい」  それは薬が効いている証拠です、と隼は囁いた。  舌は昨日と同じように桃色の中心まで伸びて責め出し、圭は身をよじった。 「あっ、あッ! あぁ、やッ。あん、あぁんッ!」  圭の甘い悲鳴を聞きながら、隼は熱くなっていた。  風俗の女を抱いても、ここまで興奮しなかった。   ペニスが、どんどん硬くなってゆく。

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