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第17話

 胸から唇を離し、隼は眉根をひそめて、ヤバい、と呟いた。 「どうしたんですか、先生」  潤んだ眼で、圭が問いかけてくる。隼は深刻な顔をして答えた。 「風邪が私にうつりました」 「ええっ!?」  どうしよう、と圭は慌てた。  病人を治すお医者様が、病気になっては大変だ。 「治療してくれますか?」 「僕にできるんでしょうか」  風邪をうつしたのは自分の責任なので、圭はすがりついた。  僕にできることなら何だってしよう、と思った。  頷くと、隼はファスナーを下げてペニスを掴み出した。  わ、と圭は隼のそれを、興味津々眺めた。 「隼先生のおちんちんは、僕のとちょっと違います」 「これはオトナのおちんちんです」  これを手で擦ってバイキンを出すのです、と隼は圭の白い手をとりペニスを握らせた。

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