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第177 続いていく日々 6 ※

手早くベッド脇の抽斗から香油の瓶を取り出す。指に纏って差し込んだそこは、難なく奥まで受け入れていく。 「やだ、ぁ、たり、ない……」 溶けそうなぐらいに熱く感じるその場所で、指を何度か抜き差しする。 「ああぁぁ」 レフラが切なそうな声を上げた。 再び油を足して、2本目の指を差し込んで、今度は指を広げながら出し入れをする。わずかな抵抗だけで受け入れられたその指も、広げながらの出し入れとなれば、圧を感じてしまうのだろう。 苦しそうに息をハッハッと吐き出しながら、力を抜こうと努めているのが伝わってくる。それでも、中にある痼りを挟み込むようにして愛撫すれば、甲高い嬌声と共に、レフラの身体がビクビクッと跳ね上がった。 「ま、待って。ギガイ様、待って。イッちゃったから、待って」 「欲しがったのはお前だろ? あれもイヤ、これもイヤではさすがにな。頑張って付き合え」 「ひあぁぁぁ」 ギガイが苦笑をしながら額にキスをした。 イッた直後の痙攣さえ、まだ収まっていない中を弄られているのだ。ツラいぐらいの快感が、絶え間なく襲っているのかもしれない。涙を散らしたレフラが、覆い被さるように身体を寄せたギガイの胸を「やだやだ」と何度も打ち付ける。 そんな耳元に唇を寄せて、指の動きを穏やかにする。 弄り続けながらも、刺激がマシになったことで、声を聞く余力が出来たようだった。 「指が3本スムーズに入るようになれば、入れてやるが、どうする? もうやめておくか?」 「さん、ほん……?」 「あぁ」 「で、でも、もう、ムリ……」 「じゃあ、入れるのは、今日は止めておこう」 「やだっ! なんで、そんな、ことを……いうんで、すか……? ギガイさまが、ほし……い、っていった、のに……」 「だが、ムリなんだろう?」 「や、だ……がま、ん、します……いれて、ください……」 震える手で、ギガイの身体に必死にレフラがしがみ付く。同じように震える身体は、感じすぎているせいか、それともこの後の快感に怯えているせいか分からない。どちらにしても、こんな状態でも欲しいと、ギガイを強請るレフラに色々なものが満たされていく。 「じゃあ、もう少し耐えていろ」 こめかみにキスをして、頷いた事を確認する。 レフラの身体を抱え直したギガイは、肌を密着させ、含ませたままの指を動かした。 「ひッ、あーーッ!!あぁ、っああぁぁーー!!」 再び上がり始めた嬌声が、寝室の中を満たしていく。 必死に縋り付いているせいだろう。肩口に立てられたレフラの爪が、ギガイの皮膚を抉ったようだった。 「あぁ、あぁぁ…ッ!!」 3本の指をバラバラに動かして、中を広げるようにすれば、耐えるように後孔がキュッと締まる。それでも広げた指を抜き差しすれば、衝撃にさらに後孔へ力が籠もった。 「ほら、少し力を抜け」 宥めるように肉の縁を親指の腹でそっと撫でる。 「あぁぁあ…ぁも……う…ぅ…」 身体がパニックを起こしているのか、ギガイの指を含んだ窄みは、緩んではすぐに力が籠もって、忙しない。 ギガイは、鎖骨あたりに額をグリグリ擦りつけて、早く早くと求めるレフラの頭にキスをした。 「ほら、あと少しだ頑張って啼いていろ」 「もう、だめ、これ、だめで、す、あっ、あぁぁ、イッちゃう……ぎが、いさま、もっ、もうイッ、ちゃう……」 「イキたければイッても良いが、イキすぎると私のモノを入れた時にツラくなるぞ」 この状態から、さらにツラくなる、と言われたことに怯えたのか。 「やだ、やだ、イキた、く、ない……イキたく……ない、よぉぉ」 レフラが、自分の股間に手を伸ばした。立ち上がり、もう爆ぜる寸前の小ぶりの茎を、そのままギュッと握り締めた。

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