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第一章・14

 そんな彼の顔つきに勘付いたのか、陽は真っ赤になってまくしたてた。 「べっ、別に、手伝おうとか思ってるんじゃないからね!? 間抜けな衛先生は、忘れそうだって思ってるだけだからね!?」 「はいはい」 「返事は1回!」 「はい」  そんな言葉を交わしながら、二人はいつの間にやら温室の散水や温度管理を一緒にするようになっていた。

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