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第二章・11

 ちらりと顔色を窺うと、瞼は軽く閉じうっすらと唇を開いて息をしている。  悩ましげな眉根がやたら色っぽく、衛は時間をかけてたっぷり愛撫を続けていった。  時折、体が跳ねる。  衛の唇が、舌が敏感な部分を捕らえると、思わず声が漏れそうになる。  やだ。  衛先生。  先生が生徒に、こんなコトしてもいいのかな?  しかし、誘ったのは自分なのだ。  漏れる喘ぎを堪えようと、唇を噛んだ。  まさにその時、不意打ちで衛の唇が胸の小さな乳嘴を食んだ。

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