35 / 152

第二章・13

 唇をひとつ舐めると、衛はその責めをさらに強く熱く昂ぶらせていった。  分厚い舌で、すっかり紅く染まった小さな乳首をぬるぬると舐め、性器は茎や雁首だけでなく、先端の尿道まで指先で摩った。  後膣に第二関節まで突っ込んだ指を抜き差しし、その体内まで弄り回した。 「どうだ。気持ち悦いか?」 「やッ、やッ、だ、ダメッ! うぅ、あぁあッ!」  水と緑の香りの中に、陽の精の匂いがほのかに漂った。  早々に果ててしまった彼は、頬を染め恥辱に震えた。

ともだちにシェアしよう!