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第二章・15
歯を食いしばり、首を反らせて堪えようとしても、奥底から 湧き上がってくる淫靡な欲求は治まらない。
もう、歯止めが利かない。
衛の苛めに、耐えられない。
「最後まで……、いいか?」
そして、ここまで僕を狂わせておきながら、こんなところで変に優しいんだ。
この秋月 衛という人は。
「……いいよ」
その返事に、衛は軽く陽の唇にキスをすると、突然両足首を掴んで大きく拡げてきた。
「いやッ! やだ、やだ。やっぱり、ダメぇッ!」
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