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第二章・18

「あ、んぁッ、あっ、あっ、あぁん!」  やだ。気持ち悦い。  初めて。  こんなの、初めて。  は、とそこで陽は、急に悲しくなった。 「衛先生、が……ッ」 「ん?」 「先生が。衛先生、が、初めての人なら、よかった、の、に……」  ぽろり、と大粒の涙がこぼれた。  初めて、心から愛した人と結ばれたのに。  だのに、この身体は清くはない。  ありとあらゆる手垢にまみれた、汚れた身体。

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