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第二章・19

「苦にするな。俺に抱かれるのは、初めてだろう?」 「……ッ!」  ストライドは短いのに、衛の腰突きは陽に本当の肉の悦びというものを、嫌というほど味わわせていた。  下手に大きく激しく叩きつけられるより、ずっとずっと気持ち悦い。  大切に扱われているんだと、心の歓びまで運んでくる。 「あぁ……ンッ。せん、せ、い。衛先生……ッ!」 「衛、と呼べ」

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