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第四章・4
何と言う事だ!
こんなことなら、無理にでも車で送るべきだった!
「とにかく、次でバスを降りろ。そして、その停留所の名前を俺に教えるんだ」
『停留所、もう無い (ノω;`)』
「は?」
『ここ、終点だ、って運転手さんが言った (ノД`)』
「……!!」
とにかく、とにかく落ち着け、俺!
衛は、自分を冷静に保つことに集中した。
これから、どうするか。
最善と思われる策を、選ばねばならないのだ。
「その、終点の停留所の名前は何だ、陽」
『メガ……』
「mega!? mega、giga、teraのmegaか!?」
衛も大概テンパっている。
『メガヤマイリグチ (*´σω・、)』
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