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第四章・14
ざくり、ざくり、ざくっ。
ゆっくりゆっくり、切っていった。
なんだか、すごく楽しい。
こわばっていた表情を笑顔に変え、陽は衛を見上げた。
「いつか、一人でもお料理できるようになって、衛にごはん作ってあげるからね」
「楽しみにしてるぞ」
「でねでね! その時は、裸エプロンでやってあげるからね!」
それはさらに楽しみだな、と衛は苦笑した。
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