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第四章・18

 もう我慢できない、というように陽は四つん這いのまま背を大きく弓なりに反らせて、その真っ白い腰を突き出した。  衛は、僕の初めての人じゃない。  でも、スキンを着けずにさせたのは、彼が初めて。  幾多の人間と交わってきた陽だったが、これまでスキンだけは絶対に着けさせた。  快楽は確かに感じるセックスだが、それと同時に他人と一つになる嫌悪感があった。  肌を、肉を擦り付けあう行為に、抵抗があった。  でも、やっぱり衛は違う。  彼だけは、本当の姿がこの身体に欲しい。  何にも邪魔されずに、ひとつに溶け合ってしまいたい。

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