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第七章・14
果てしなく続くかのような、衛の責め。
散々喘がされ、啼き悦がり、快楽に酔い痴れた。
彼の腰が、体内のペニスが動くたび、それに併せて陽は啼いた。
「んぁ、はッ、はぁッ。あぁん、ッあぁ、あぁ、ッく、ぁ。んんぁあッ」
「いい加減にしないと、湯冷めするな」
余裕綽々の、衛の態度がホントに憎らしい。
熱い予感がする。
「出すぞ」
「来て、早く。あぁ、あぁ、あッあッ!」
憎らしいと思いながらも、おねだりをしてしまう。
早く欲しいと自らも腰を、性器を衛に擦りつける。
「陽」
「ぅう……?」
「好きだ」
半ば朦朧とした意識だったが、思いがけない衛の言葉に陽は一気に弾けた。
そしてまた、後を追うように衛の精が体内に放たれた。
あぁ……。
僕も、衛のことが大好き……。
言葉は、声になっただろうか。
気がつくと、陽はベッドの中にいた。
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