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第4話
管理人のおじさんの部屋で寝かせて貰ってから数日経ったが何事もなく日々が過ぎていった。
あれは夢だったのか、本当に起こった事だったのかどんどん記憶が曖昧になっている。
あの日からおじさんと喋るのが少し気まずくなったが、おじさんは特に変わった様子もなく僕が学校から帰ってくるとにこにことおかえりと変わらずに言ってくれた。
気まずかったのも少しの間で、すぐにあれは僕が見た夢だったと思うことにした。
「おかえり~」
「おじさんただいま!」
学校から帰ってくると、おじさんが珍しく夕方なのにマンションの前に居た。
手にはホウキが握られていてザッザッとマンションの前を掃き掃除している。
いつもは僕が学校に行く時間に掃除をしているのに不思議だなと思いながら、邪魔をしない様に足早にマンションに入っていく。
「あれ?」
エントランスにある管理人室の扉が開いている。
入ったのはゲームのしすぎで寝不足で寝かせて貰ったあの日以来無かった。
入っちゃ駄目だと分かって居たが、僕は好奇心には勝てなかった。
手間の部屋には机があって、机の上にはノートやペンなどが置かれている。
その奥に扉があってそこの扉も開いていた。
扉の向こうは小上がりになっていて畳張りの部屋になっている。
この部屋で寝てたんだとまじまじと観察してしまった。
問題はこの先だ。
「おじゃましま~す」
小上がりの手前で靴を脱いで、小さく声をかける。
勝手に人の部屋に入ってしまったという罪悪感はあったが、僕はどうしてももう一度確かめたかったのだ。
誰も居ないと分かってはいたが、足音を立てないようにトイレに繋がる扉に近付いて手を掛けた。
「ふぅ…」
大きく息を吸って深呼吸をする。
そっとノブを下げて手前に引く。
キィという扉が軋む音が静かな部屋に大きく響いた様な気がした。
前回と同じく、僕は目を瞑ってしまってしまう。
「やっぱり気のせいだったのかな…」
恐々そぉっと目を開けると、前回と同じくただ便器があるだけの普通のトイレだった。
壁にはシミ1つない。
トイレの中は換気扇のゴーっという音だけがしている。
何事もなくて良かった様な、でも自分が見たものが現実では無かった事で何故あんな夢を見てしまったのかという疑問が浮かんだ。
とりあえず勝手に入ってきてしまったのだから、おじさんが戻ってくる前に部屋から出なければと思って扉を戻そうとする。
「あーあ。みのりくんはやっぱり悪い子なんだね…」
「ひっ!!」
トイレの扉を閉めきる前に、ドンッと扉が叩かれる。
驚いてドアノブから手を離すが、後ろからその手を掴まれた。
ぎゅっと捻りあげられたみたいで掴まれた手が痛い。
「おじさんの部屋に勝手に入ってきて何がしたかったのかな?この前見たお兄さんみたいに、エッチなお仕置きでもして欲しかった?」
「ち、ちが…ごめ…なっ…ち」
おじさんの吐息が耳にかかる。
生暖かい息が気持ち悪いのと、勝手に部屋に入った事に対しての後ろめたさで上手く言葉が出ない。
おじさんの大きな手で両腕を掴まれ、片手で僕の腕を一纏めにして開いた方の手でお尻を掴まれた。
はじめはぎゅっとお尻を揉まれたかと思うと、ハーフパンツの上からお尻の割れ目を撫でてくる。
何をされているのか分からなくて怖くてカチカチと歯同士がぶつかる音がしてきた。
「もうみのりくんは立派なおじさんの彼女なんだから、ほらもっとリラックスして?」
「かの?かっ!!」
おじさんの手はお尻から移動して太股の内側を撫でてくる。
太股から手が離れていって安心したのもつかの間。
ハーフパンツに手を掛けられ、ズルリと下着ごと下ろされてしまった。
しかも僕の事をおじさんの彼女だと言ってくる。
下半身が露になった事と、意味の分からない事を言われて余計にパニックに陥る。
身体をよじり腕の拘束を解こうとするが、大人の力に敵うはずもなく今度は直接おじさんの手がお尻に触れる。
「ほら。ここは期待してヒクヒクヒクヒク誘ってるよ?」
「やめ…は…はなし…えぁっ!!」
「指入っちゃったね?」
「なに?なっ…」
おじさんのゴツゴツとした手がさっきと同じ順番で僕を撫でる。
お尻の表面からお尻の割れ目に指が滑っていく。
指が一本お尻の穴の上に当てられた。
自分でも分かる位にお尻の穴がおじさんの言葉通りヒクヒクと震えている。
やめて欲しくて更に身体をよじるが、お尻の穴がひきつれる様な痛みに動きを止めてしまう。
ぐにぐにとお腹の中を押される感覚に大きく目を見開く。
「やっ…はなしって!」
「ちょっと待っててねぇ…」
指が引き抜かれ、その場に押し倒された。
倒れた時にドスンと大きな音がして、背負っていたバッグが飛んでいく。
大きな男の人が馬乗りになってきた事で殺されるかもしれないと本能的に思った。
おじさんを押し退けようと手をのばしたが、その手に指を絡められてしまう。
僕の手を握ったままおじさんが近くにあった引戸を開ける。
その引戸はこの前布団を出してきた場所だった。
下の段をゴソゴソとして透明な液体が入ったボトルを取り出す。
僕に見えるように左右に振るとタプンタプンと水音がする。
「今日はおじさんが準備してあげるけど、今度から帰ってきたらすぐおじさんと遊べる様に帰ってくる前に学校でローション仕込んでくるんだよ?」
「えっ…え…なに?」
ボトルの蓋を開けると、中の液体を手に出している。
おじさんが僕の上から退いたが、直ぐにお尻に手が当てられた。
おじさんの手についている液体はぬるぬるとしていてお尻の割れ目を撫でられると指が滑る。
またお尻の穴の上を撫でられ身体が緊張して強ばってしまう。
「ひぎっ!きもち…わぅい」
「すぐいつもみたいに気持ちよくなるよ。ここをなでなでしてあげると、みのりくんすぐイッちゃうもんね」
「ひゃうっ!!」
足を閉じて抵抗しようとしたが、すぐにおじさんの指がお尻の中に侵入してきた。
さっきみたいに痛くはなかったが、お腹の中をぐにぐに押されてきもちが悪い。
イヤイヤと首を振るがおじさんの指がぐっと曲げられると、頭を殴られたみたいな衝撃が走る。
「んっ!」
「ほらここのコリコリしてるところをナデナデされるの好きでしょ?嫌がっててもお腹ビクビクしてきてるから隠せてないよ?」
指が動かされる度にお尻からくちゅくちゅという音がする。
おじさんがいつも挨拶してくれる時みたいなにこにことした顔で指の動きを早くするので、ぐちゃぐちゃぐちゅぐちゅという音に変わった。
おじさんが言うようにお腹の中が震えているのが自分でも分かる。
「え…?」
「おじさんね?あと1時間位でお仕事が終わるんだ。だから、お仕事が終わるまでいいこで待っててね」
「なに…こわい…やめて…」
ぐちゅぐちゅという音が部屋の中に響いていて、頭がぼんやりしてきた頃指の動きがピタリと止んだ。
嵐の様な気持ちよさが引いていった。
不思議に思っておじさんを見ると、相変わらず優しそうなにこにことした顔で汚れた手をティッシュで拭っている。
おじさんが少し身体を曲げると太股に黒い布が巻かれた。
手も背中で一纏めにされたみたいだった。
「あとちょっとで気持ちよくなれたのに、止めちゃってごめんね。これ入れておいてあげるから待ってる間気持ちよく待っててね?」
「なにっ?そん…なのいらないぃ…ふぇぇ」
正座の様な格好で固定されているので身体を丸める様な体制にさせられ、頬に黒い固いものが押し当てられた。
おじさんは相変わらずにこにことしていてそれが余計に恐ろしい。
何とか逃げようとするが、頬に押し当てられていたものがお尻に入ってくる。
お尻の穴が広がる感覚が気持ち悪くて遂に涙が溢れてきた。
「ほらほら。泣かなくても気持ちよくなるからね」
「いや…いやぁ!!んぶっ…んぶぶっ…ぶぇっ」
「ふふふ。まだキスも下手くそだねぇ。名残惜しいけど、お仕事終わったらたっくさん気持ちよくしてあげるからね?キスハメも沢山してあげるからキスも上手になるよ」
手をモゾモゾと動かすが、自由にならない事で余計に焦って更に腕を動かす。
腕の拘束を解くために躍起になっていたせいでおじさんの顔が近付いてきていた事に気が付かなかった。
おじさんの唇が僕の唇に触れて、驚いて口を開けてしまった事でぬるついた舌が咥内に侵入してくる。
ぬるぬるとしたベロが僕の口の中を動き回っていた。
口が離れた時には唾がおじさんとの間につぅっと橋を作る。
それをみた瞬間えもいわれぬ気持ち悪さにぶるりと身体が震えた。
しかし、おじさんは何を勘違いしたのか僕の事を見ながら頭を撫でてくる。
もう触られたくなくて、頭を振っておじさんの手から逃れた。
「ひっく…うぅ…うぇ…おかあさん…おとうさん」
そんな僕の小さな反抗など意味もなさず、おじさんは僕をそのままに部屋から出ていった。
パタンと扉が閉められる音に、ぽろぽろ涙が溢れて声を圧し殺しながら泣く。
しかし、すぐに声を我慢できなくなって声を出して泣いてしまう。
ずっとこのまま家にも返して貰えないかもしれないと思うと怖くなって余計に涙が止まらない。
どれだけ泣いていたのか分からないが、ひっくひっくとしゃくりあげているとお腹の中が熱くなってきている事に気が付いた。
涙で霞んでいる視界でお腹を見るが何もない。
「なに…おなか…ひっ!!や…なにか…なにかく…あっ!あ゛ぁ?」
お尻の中に入れられた物が触ってもいないのに上下に揺れている気がする。
小さなくちっくちゅっという水音がしていて、僕が泣くのをやめると部屋が急にしんっと静かになり外の音も聞こえない。
もしかしたらおじさんが何処かに行ったのかもしれないと思って身体を起こそうと動いたら、背骨を伝って気持ちよかさが上がってくる。
寒い様なゾクゾクしたものがじわじわと下からあがってくるのが、何故かヤバいと咄嗟に思う。
そのゾクゾクから逃げなくちゃと思ってしまってぎゅっとお尻に力を入れてしまった。
すると、夢で見た様な目の前が真っ白になる。
目の前が真っ白になった後、すぐに頭の奥がふわふわとしてきた。
頭では駄目だ、早く逃げなくちゃと分かっているのに身体は気持ちよさを追い求めてまたお尻の穴にぎゅっと力を入れる。
「ヘッ、ハヘッ、ヘッ」
どれだけそうして居たかは分からないが、何度も目の前が真っ白になってふわふわと雲の上に居るような気持ちよさに浸っていると部屋には僕が犬のように息をする音だけがしている。
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