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恨むからか?
「俺が恨んでるから、いじめるって思ってたの?」
戸惑いで目を揺らす俺。
「そうじゃないと、こんなおれに近づいてくるわけないやんか」
諦めたように言ってため息を吐いたナオちゃんを見た俺はいきなり尻尾を掴み、自分の方に引っ張った。
ナオちゃんの父も幸せも、奪ったのは俺の方。
でも、償いも驕りも持たず、純粋な気持ちでナオちゃんを愛してきたつもり。
それなのに……悔しいな。
「そんな風に思われてんなら、身体に覚えさせるわ」
重低音の声で言った俺はうつ伏せにしたナオちゃんに刺さった肛門プラグをグリグリと3回上下に動かしてから強引に抜き、すぐに自分のモノを宛てがう。
「なっ、アッ……い、イヤやぁ」
慣らすことなく激しく擦れる接合部は痛みの方が強いのか、ナオちゃんは叫び声を上げる。
「痛いやろ、でも俺の心の方が痛いんだよ!」
「あ、イたっ……アッ、あぁ」
「嫡出子だったら良かったのに、地位や名誉が欲しいなんてちっぽけなプライド……持ったこともない!」
「あっ、アッ……ああっ」
痛めつけられてるはずなのに、接合部の水音がいつものようにパチュパチュといやらしく立つようになってきた。
「俺は……中居悠貴は竹富奈緒志を純粋に愛してるから、いじめるんだよ!」
激しい律動にナオちゃんの喘ぎ声が早まっていく。
「あっ、んっ、アッアアッ」
快楽に溺れるナオちゃんの声は上ずる。
「わかったか!!」
荒げたことがない俺の声は裏返る。
「ああっ、アッ……アアアアアッ!」
俺が強く打ち付けた後、ナオちゃんは叫び声を上げ、意識を失った。
俺はナオちゃんの前髪を撫で、おでこを付ける。
「愛してるから、そばにいたいんだよ」
語りかけるように言った俺は、口角を上げた。
もう、世界が俺たちだけになればいいのに。
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