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第二章・10
キスはいつしか、熱く濃厚なものに変わっていた。
くちゅ、くちゅりと唾液の音と共に舌を絡ませる。
「ん……、うぅ、ん。はぁ……、ん……」
密やかな准の声が響くと、秀斗はさらに大胆になった。
そっと准のボトムを下げると、後ろを向かせてゆっくり刺し貫いて来たのだ。
「ッう! あぁんッ、秀斗ぉ!」
「静かに」
激しく動くと、外に知れてしまう。
秀斗は、じっくり准を責め始めた。
挿れた時と同じくらい、ゆっくりと引き抜く。
准の内壁は秀斗に絡んで、引き攣った。
「っふぅッ! ん、あぁ、あんんッ!」
ヤだぁ。
こんなところで、秀斗ったら!
でも、すごくドキドキする。
あそこが熱くて、火傷しそう!
「声、出さないで。バレるから」
「うぅん、秀斗の意地悪……」
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