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第三章・6

 会員制の温水プールで水遊びをする准の相手を務めながら、丞は失敗を感じていた。 (まず、スイムウェアを買ってやるべきだった!)  学校指定の水泳パンツでは、幼くみえる事この上ない。  せめてスパッツのロングタイプなら高校生に見えるのだが、准のパンツはまるで小学生の穿くような、皺の寄った短いものなのだ。  しかも少し大きいらしく、泳いでいるうちに白いおシリが見え隠れする。  周囲から、好色な視線が集まって来る。 「准、そろそろ上がろうか」 「え、もう?」 「また連れてきてやるから。今日は久しぶりの水泳だから、これくらいにしておこう」 「うん、解ったよ」  水から上がった准の唇は、少し青くなっている。  やはり早く引き上げて正解だったな、と丞は頷いた。

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