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第三章・8

 成長期にある准の体に、今の薬は合わなくなってきているのかもしれない、と丞は思った。 「今度、兄さんと一緒に病院へ行こうな」 「うん……」  そう言いながら、唇を合わせた。  シャワーを浴びながら、文字通り濡れたキスをした。  くちゅくちゅと鳴る唾液の音も、水音にかき消されて周囲には聞こえない。  そうと解ると、丞は大胆になっていった。 「准……」  その肌を撫でさすりながら、胸元へ顔を近づける。  淡い桃色の乳輪を、舌を伸ばして舐めまわした。 「あっん! あ、あぁ、ぅんッ!」 「感度が良くなってるな、准」 「んん、ヤだぁ。恥ずかしい、よ……」  それでも身体を悶えさせ、丞の舌先を乳輪の中心へ誘おうとしている准だ。  丞は、可愛い弟の望む通り、すっかり勃起した乳首に触れた。 「あぁ! はぁんッ!」  准の腕は、自然に丞の頭を抱き込んでいた。

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