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第七章・11
「んぁ……、はぁ、あぁ。んんぅ、ん……」
控え目な、茜の声。
エアコンの音にも負けてしまいそうなくらい、ささやかだった。
勃ち上がり、赤味を増した茜の乳嘴を、丞は上下の唇で挟んで甘噛みした。
何度も何度も食み、唾液を送り込んでぬるぬるにする。
そして、不意をついて強く吸った。
「あぁッ!」
ひくん、と茜が仰け反った。
その腰をしっかりと支え、丞は後ろに指を入れてみた。
実の兄によって慣らされた後膣は、丞を拒むかのように乾ききっていた。
「ローション、使うよ」
「はい……」
手のひらで温めたジェルを指に絡め、丞は再び茜の身体に挑んだ。
つぷ、くちゅくちゅと指を抜き差しし、徐々に慣らす。
その間も、敏感な乳首を散々舐めまわしては、茜の堪えた声を聞いていた。
片手は性器を握り込み、ゆっくりと擦っていた。
「あ、はぁ……、はぁ……。んんぅ、っあ……」
長い時間をかけて、ようやく茜から先漏れの体液が溢れて来た。
後ろも、潤っている。
頃合いだ、と丞は身体を動かした。
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