137 / 172

第九章・11

「あ、あぁッ! 秀斗、僕イッちゃうぅ!」  ぐん、と准は仰け反り、性器からとろとろと精を吐いた。  達して脱力した彼を、秀斗はなおも責め立てた。  腹側を狙って、硬い先端をごりごり擦り付ける。  前立腺を、苛め抜く。 「あぁあ! そこ、そこはダメぇえ!」  突然、秀斗は射精した。  体液の熱さが、薄いスキンを通して伝わってくる。  その勢いが、伝わってくる。 「あッ、あ! んあ、はぁ、あぁああ!」 「まだだよ、准」  秀斗はいったん引き抜くと、素早く新しいスキンを着けた。  そして、休む間もなく挿入した。 「ヤぁあ! 秀斗、うぅんん! あぁッ!」  准を抱くことが、抱き続けることが贖罪であるかのように、秀斗はその身体を貪り続けた。

ともだちにシェアしよう!