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第十章・8
「あ! あぁ、あ! んあぁあ!」
丞の太くて硬いペニスを体内に受け入れながら、准は身を震わせた。
兄さん、やっぱりすごい……。
太くて硬いだけじゃなくって、長い……。
全部かっちりと挿れてしまった丞は、准の腰を愛おし気に撫でている。
そして今度は、ゆっくりと引き抜き始めた。
「あ、ヤぁ、あ! それ、ダメぇ……ッ!」
じっくり抜かれると、腸壁が引き攣って狂おしいほどの快感を運んでくる。
びくんびくんと跳ねながら、准は陶酔の波に乗って行った。
「少し、速くするぞ」
しばらくそうやって遊んでいた丞が、抽挿を始めた。
たっぷりと腰を使い、奥まで叩きつける。
「ひあぁ、あ! あぁッ、あぁッ、あぁあッ!」
びゅるッ、と准がまた精を飛ばした。
丞の腹に、わずかだが温かな飛沫がかかる。
「准、いい子だ」
「あぁ、あ。兄さん……ッ!」
「これが兄さんという男の味だ。身体にしっかりと覚えさせておけ」
「ヤぁあん! あ、あぅ。はぁ、はぁ、あぁ、んあぁあ!」
丞は、准の体内に思いきり射精した。
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