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第16話
第一、男子生徒にレイプされるだなんて悪夢以外のなにものでもない。左右の足をそれぞれの肩に担がれて動きが制限されるなかで、仁科は懸命にずりあがった。
ところが獲物の生きのよさは、逆に征服欲をかき立てるシロモノ。尖塔が力強く攻め込んでくる。
「……ん、んーっ!」
もしも仁科がそのさまを目の当たりにしていれば、ショック死していたかもしれない。ねだりがましげにひくひくするまでに、秘花は咲き匂っていた。
もっとも容赦なく刺し貫かれれば躰がまっぷたつになるようで、まともに呼吸 もできない。
仁科は教卓から転げ落ちる寸前までのたうち、だが力任せに引き戻された拍子に自ら屹立を迎えにいく形になった。
戸神がにやりと嗤った。双丘を鷲摑みに陰門を広げておいて、強引に腰を押し進める。
「ぃ、ひ……ぃっ!」
猛りは、圧倒的な破壊力をみせて仁科をうがつ。〝戸神〟という爪痕が処女地に刻まれていくにしたがって、特大の杭を打ち込まれたような衝撃にみまわれる。
瞼の裏が真っ赤に染まり、絶叫が口をついて迸った。
「……ぐっ、ぅ……ぁ、ああ……っ!」
「声がデカい。生徒とやってるとこを誰かに見物してほしいわけ?」
わざとらしい案じ顔が眼前に迫った。咄嗟に唾を吐きかけて返すと、戸神は仁科の足首を摑んで攻め入りながら前にのめった。
うなだれていながら蜜をにじませるペニスに、甘く淫らな摩擦が加えられる。
ところが怒張は、道なかばで唐突に動きを止めた。そのまま膠着状態に陥って数十秒後、内奥に焦れったげにさざ波が走り、奥へ奥へといざないはじめた。
それは、ひれ伏した証しだ。
目論見通り、というふうに戸神が白い歯をこぼした。しゃくりあげるように痙攣する躰に、教卓をひっくり返す勢いでのしかかると、体重をかけて一気に交わりを深める。
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