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第17話
「……ぅ、くっ……ぁ、ああ……」
「今日は入門編だ。次回はここの……」
乳首がひしがれて乳暈にめり込むさまがワイシャツに映し出された。
「開発に取りかかる。その次は……」
右手が摑み取られて谷間に無理やり持っていかれた。びたんびたんと、ふぐりが尻たぶにぶつかるほどに切っ先が深奥を掃きたてる。それを、さわって確かめてみるよう強いてくるのだ。
当然の権利を行使するように純潔を穢 してのけたイチモツは、圧倒的な存在感を見せてそこにあった。
仁科は、視線で戸神を射殺してやりたい思いで彼を睨んだ。右手を振りほどきにかかり、ところが勢いあまって花芯をさすってしまう。
根元まで、もっちりと呑み込んでいる様子に眩暈に襲われた。
「フェラのイロハを学んでもらう。教室では先生が教える側だけど、こっちの教科に関しては俺が教師だ。習熟度に応じたカリキュラムを組んでやるから満点合格めざして、がんばるんだな」
初歩の初歩というように、ゆるやかに律動が刻まれはじめた。ずぶずぶと襞を搦めとっていきながら退き、ひと呼吸おいてえぐり込まれると串刺しにされるようだ。
「も、う……勘弁してくれ……っ!」
荒々しいひと突きが、この場での上下関係を明確にする。
粘着テープで縛められたっきりの手首が、教卓にこすれてごりごりと言う。それがつらくて仁科は無意識のうちに背中を浮かせて、すると、いきおい戸神に抱き支えてもらわざるをえない。
言い換えれば思う壺にはまった。
だいたい、と苦しい息の中で呟く。なんの因果で邪欲の餌食にされる羽目に陥る?
相談に乗ってほしい、と戸神が言ってきた瞬間に時を遡り、これは罠だと過去の自分に警告を発することができるなら喜んで悪魔に魂を売り渡す。
もっとも身の不運をいくら嘆いてみたところで、後の祭りだ。
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