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第8話 聖夜 2012・12・24
愛を確かめる聖夜
恋人達の上に奇跡はおきる
愛する人を抱き締めれる
それは奇跡の上にある愛だと
気付いて下さい
当たり前の日常なんか来ない
愛こそが奇跡なのだから…
僕は恋の使者のキューピット
幸せな聖夜を迎えられる様に使わされた恋の使者
どんな人の上にも幸せなクリスマスが降り注ぐ様にと使わされた
特にモテなさそうな奴に
愛の矢を放ち恋人成立させ、祝福する為に人の世に下りた
皆の下に
幸せな聖夜が訪れる様に
恋人達を増やす
それが僕のお仕事
うんしょ
うんしょ
キューピットは重い弓矢を引き摺り
仕事をする
今度の仕事は……
失敗出来ない戦いだった
落ちこぼれの落第天使見習い
キューピットも出来ないと判断されたら
消されてしまう
キューピットは必死だった
あ!あの子
クリスマスだと謂うのに必死で走る男の子にターゲットを決めた
見るからにモテなさそうな
幸せにしてあげなくっちゃ!
うんしょ
うんしょ
キューピットは弓をセットして
狙いを定めた
ビュッ!
弓を放った
やけにイケメンがモテなさそうな子の後を追う
「康太!
走ると転びますよ!」
榊原が後を追いながら康太に声をかける
「売り切れる!
早く!早く伊織!」
康太はクリスマスに食べるチキンを買うべく走っていた
「お肉ぅ~!」
康太は走った
走る康太目掛けて
キューピットは矢を放った
急に康太は立ち止まった
胸にチクッと痛みを覚えて
辺りを見渡した
そしてニャッと嗤った
後を追って来た榊原が急に止まった康太にぶっかった
「康太!急に止まると危ないです!」
胸に抱き締め……バランスを取る
少し後を追っても来た一生が
「あにしてんだよ?」
と問い掛けた
「康太が急に止まったんです」
榊原が言うと一生は納得した
「伊織!離せ!」
康太は叫んだ
榊原が離すと康太は走り出した
キューピットは首を傾げた
「あれれ?
矢は突き刺さってたよね?」
あの人間を見る
何処にも矢なんて刺さってない
「おかしいなぁ……
当たったと想ったんだけどな…」
キューピットは矢を放った人間を追った
何が何でも当ててやる!
キューピット存続が掛かってるんだから!
「肉ぅ~」
クリスマスしか焼かない鶏の丸焼きが売り出される
康太の目的は、それだった
「井筒屋のチキン!!」
康太の好きな井筒屋シリーズだった
井筒屋の沢庵
井筒屋のチキン!
クリスマス限定、チキンの丸焼き!
康太はその為だけに走った!
「待ってろ!
オレのチキン!!」
タッタッタッ
ベシャッ
康太は榊原の目の前で転けた
う~
う~
う~
康太は唸った
もし買えなかったら……
恨んでやる……
榊原は康太を起こすと
擦り切れた膝を見た
「………痛いですか?」
血の出た膝に目をやる
「う~」
「家に帰ったら消毒をします」
康太の膝の汚れを払うと
「僕が買いに行きますか?」
と問い掛けた
それは嫌なのだ
この目で井筒屋の丸焼きチキンを見なければ……
「う~」
「唸らないの……」
康太は立ち上がると再び走り出した
1年に一回しか逢えない
あの照り照りのチキン
まるごと一体照り照りのチキン
康太は逢いたいチキンの為に走った
その後を榊原が追う
一生も聡一郎も隼人も走った
「おばちゃん!丸焼き!」
康太は店に入るなり叫んだ
「あら康太ちゃん」
商品ケースの中は…
空だった
康太はがっくし肩を落とし
う~
う~
う~
う~
と唸った
榊原も空の商品ケースの中を見て……
背筋にたらーっと冷や汗をかいた
おばちゃんは笑顔で
「康太ちゃんの分は取ってあるわよ」
と丸焼きチキンと唐揚げを取り出した。
「オレの丸焼きチキン!
愛してるチキン
逢いたかった!」
熱烈な言葉に……榊原が妬く
「僕とチキン、どちらを愛してますか?」
と聞き出す始末で……
「旦那…まだやる事は沢山あるんだってば…」
と一生はボヤいた
榊原は気を取り直してチキンを買って帰る事にした
榊原のぶら下げてる……
チキンを康太が狙う
キューピットは金の弓矢を天界まで取りに行っていた
これなら誰でも恋に落ちる!
恋に落ちて幸せになれ!
うんしょ
うんしょ
キューピットは弓を持ってきて
康太に放った
金の矢が……
刺さった次の瞬間……
燃えて…跡形もなくなった
康太は天を仰ぎ嗤った
まるで見えてる様にキューピットを見て嗤った
たかが人に見える筈なんてない
なのに…
あの人間……
的確にこっちを向いていた
見えるのかな?
キューピットは他の人で実験した
人の前でちょんちょんと突っ突いた
でも人は気にせず歩いて行った
気のせいだ……
たまたまの偶然だ
キューピットは気を取り直して
モテなさそうな……あの子を追った
こうなればキューピットの沽券に関わる!
絶対に突き刺してやる!
恋に落としてやる!
天使はモテなさそうなあの子を追った
あの子は楽しくクリスマスを楽しんでいた
家族で楽しくクラッカーを鳴らしながら
祝うクリスマス
康太は榊原の膝の上に座っていた
丸焼きチキンもチキンも唐揚げも
腹一杯食べた
ついでにお寿司もケーキも食べた
お腹が満たされると康太は榊原の膝の上で甘えていた
キューピットは今だ!
と矢を放った
康太はその矢を素手で掴み……
昇華した
榊原は康太に
「どうしました?康太?」と問い掛けた
康太はニャッと唇の端を吊り上げて
「煩い蝿が飛んでた」
「え?‥‥‥こんな季節にですか?」
榊原は嘘‥‥この季節に蝿ですか?
より念入りに掃除をせねば!と心に決めた
「ん。今旬だかんな」
え‥‥‥蠅って今が旬だなんて聞いてませんよ?
「旬…なんですか?」
蝿が………?
康太は頃合いだと判断し
「伊織、腹は満たした
後は伊織を満たせば満足だ」
と榊原の耳元で囁いた
榊原は笑顔で康太を抱き上げ立ち上がった
「メリークリスマス!
僕は康太と愛を育んで来ます」
瑛太は「頑張って下さい!」と手をふった
一生も聡一郎も隼人も手をふった
榊原は康太を抱き上げたまま応接室を後にした
3階の寝室まで康太を抱き上げたまま向かう
康太に寝室のドアを開けさせ、寝室に入ると榊原はベッドの上に康太を置いた
部屋を覗く存在を知っていて
康太は榊原を誘った
焦らす様に服を脱ぎ……
榊原を誘った
覗きたきゃ覗けとばかりに妖艶に艶めいた
榊原は康太に誘われ‥‥臨戦態勢に入った
「康太……」
榊原が抱き寄せ……
執拗な接吻を送る
何処までも甘い空間に……
キューピッドは目眩がした
こんなんなら来るんじゃなかった……
後悔する程……
甘ったるい空間が流れていた
時折……こっちを見る瞳と合う気がした
人間ごときにキューピッドの姿が見える訳ないと……
気を取り直した
ダメだよぉ
同性の愛は神がお許ししないよぉ~
引き離さなきゃ!
何とかしなきゃ!
キューピットが血相を変えて天界に帰って来た
誰かに聞かなきゃ……
キューピットの矢を燃やしたり素手で掴んだりするなんて有り得ない!
キューピットは慌ててたから脇目も触れずに走っていた
その時、誰かとぶっかった!
キューピットは尻餅付いた痛みに耐えて……
見上げた
そこには立派な九枚羽根の大天使が立っていた
ひぇぇぇぇぇ~
怖いよぉ~神様ぁ~
キューピットはチビリそうになった
純白の天使の服に身を包み
背中の九枚羽根が輝いていた
天使の第9階級の頂点に立つ上級第一位にして神にもっとも近い存在
それが熾天使だった
キューピットは覚悟を決めた
熾天使にとったら……キューピットなど取るに足らない存在……
「おい!キューピット天界を走るんじゃありません!」
「ひゃぁー!ごびんにゃしゃい!!」
キューピットは跳び跳ねた
アズラーイールが毒づき、跳び跳ねたキューピットを摘まんだ
「何をそんなに慌ててるんですか?」
アズラーイールに聞かれキューピットは人間界で遭遇した人間の話をした
キューピットの矢を刺したのに効果のない人間の話を……
だがアズラーイールはキューピットの話が信じられなかった
人間にキューピットの矢の効力を打ち消すなんて力は存在しない
そんなのは神しか有り得ない話だった
「………おい……人の世に神が堕ちてるなんて事はないよね……」
アズラーイールは隣にいたウリエルに問い掛けた
「………僕は聞いてません……」
そんなのは神しか有り得ない話だった
ウリエルは即座に答えた
「私も聞いてません」
そんな事は在り得ない!
黙ってはいられない話だった
本来ならガブリエルまで上げるべき話しだった
だが……聖夜と言う事もあって……
「調べに逝くならさ、僕達だけで大丈夫ですよね?」
とウリエルが言った
「私達で出来ない要件などない」
アズラーイールは自信満々に言った
アズラーイールとウリエルはキューピットに案内されて
人の世に偵察に来た
偵察に来てずっと観察していたが……
変わった事なんてない人間だった
その横の男の方が人間離れしているから
キューピットに
「こっちの大きい方じゃなく?」
と問い掛けた程だった
「モテなさそうな方の奴です!」
キューピットは答えた
アズラーイールはキューピットの弓矢を掴むと弓をセットして
モテなさそうな奴に放った
濃厚な接吻をしていたのに……
放った瞬間……
弓を掴んで熾天使を見ていた
キスはしたまま不敵に嗤う
「デバガメしてんじゃねぇよ」
康太は手の中の弓を昇華すると言い放った
え……見えてる?……
熾天使は言葉を失った
「私達が見えるのか?」
アズラーイールは言った
「夕方からずっと見てんだろ?
キューピットは昼からずっと狙ってる」
康太は笑って言った
キューピットはあぁぁ!と頭を隠した
なんたる失態……
人間に見られてるとは……消滅だ……
泣き出したキューピットをアズラーイールはポケットに入れた
「お前煩い……」
静かにしてろ…とポケットに放り込まれた
榊原は「熾天使ですね」と、九枚羽根を見てそう言った
やはり……この男……
人間離れしている……
「お主達は神か?」
人間には見えない
人間にあってはならない存在だった
「オレか?
オレは人間だぜ!」
康太が謂う
「……僕達が見える人間など有り得ない!」
ウリエルは謂い放った
「勘繰るな!
お前ら天使は天界を護ってれば良い
オレ等の事に介入するな!」
「そう言う訳には行きません……」
「黙ってろ!
オレ等の事は気にしなくて良い
いちいち介入するな
でないと天魔戦争の二の舞だぜ?」
天魔戦争………を知る存在!!!
ウリエルは息を飲んだ
アズラーイールは驚愕の瞳を……見開いた
「オレに関わるな!
オレの焔は天使も昇華するぜ!
跡形もなく消し去ってやっても良いぜ?」
康太の体躯から焔が上がる
メラメラと紅く燃える康太の焔に当たっても榊原は平気な顔をしていた
「……お主……天魔戦争をご存知か?……」
捨てておけないと想った
「知ってたらどうするよ?」
アズラーイールは動こうとした
だが……康太は隙すらなかった
逆に……射程圏内に収められてるのは、こっちだと気付いた
「愚かな天使と魔族が、たった一人の堕天使に翻弄され殺し合った過去か?」
天魔戦争を知るモノは天界でも少なくなっていた
最近生まれた天使は天魔戦争など知らない……
「……何者だ……」
天使は警戒の為動こうとした
「動くな!
動けば消し去るぜ」
康太の焔は確実にアズラーイールとウリエルを捉えていた
「平和ぼけしてんじゃねぇよ!」
康太は鼻で嗤った
「天界に帰れ!」
絶対的な存在感に天使は……撤退するしかなかった
天使は……康太の部屋から消えた
犯る気も失せたかの様に……康太は榊原を見た
「………康太は天魔戦争をご存知何ですか?」
「オレの家系は古臭いカビが生えた様な古い神だからな
叔父貴は先の天魔戦争の覇者だ……
天魔戦争は過去の遺物じゃねぇ」
「………僕は天魔戦争など知りません……」
「聞いた事位ねぇのかよ?
たった一人の地に堕ちた堕天使が魔界を手中に収め天界に喧嘩を売った
天界と魔界は10000年に及ぶ闘いをした
どちらも……建て直すのが困難な程に傷付き……
それを見ていた神が天界と魔界を引き裂いた
天界と魔界の間に人の世を創り出入りを自由に出来なくした
それが天魔戦争だ」
「何故君はそんなに詳しいの?
見て来た様に話せるの?」
「…………伊織……する気がねぇなら寝るぞ……」
「………天魔戦争の史実は少ない
僕は見た事も有りません
しかも書かれていてもそんなに詳しくは書かれてない……」
「うちは今も語ってるぜ」
「…………炎帝……」
康太は諦めて寝ようとした
その体躯を榊原は抱き締め
愛撫を再開した
「僕は今は人の子……
君を抱く以上に大切なモノなどない…」
康太の上に乗り上げて執拗な接吻を送ると
康太の体躯も続きを望んで熱く火照りだした
恋人達の上に奇跡はおこる
巡り会えた奇跡がおきる
康太は榊原の背を強く抱き締めた
康太の中に挿れて一つに繋がる
それ以外は大切モノなどない
「……康太……愛してます」
「……ぁん……オレも……愛してる……」
何もかも交わり一つに溶け込みたい
榊原は何度も康太の中に熱い飛沫を飛ばした
康太はそれを受け止め……
榊原に口吻をせがんだ
離したくない……
愛してる伊織……
奇跡なら出会った日におきている
青龍が人の世に堕ちてくれた時におきている
オレだけの蒼い龍……
それをくれた神に……
少しだけなら感謝してやってもいい……
天界に還って来たアズラーイールとウリエルは
上に上げるのを辞めた
あれ程の力を持った存在を神が知らずに放っている筈などないから……
知っていて放っているのだろう
ウリエルと別れて自宅へと向かう
アズラーイールは疲れてソファーに座った
その時「痛いっ!」と悲鳴が聞こえた
アズラーイールはポケットを探るとキューピットが出て来た
キューピットは震えていた
「僕……消滅するしかないんですね……」
メソメソ泣いていた
仕事が出来るとは想ってはいなかった
だが消滅……
どんだけドジやってる訳?
「消滅したくないか?」
キューピットはうんうん!と頷いた
「私の家の清掃……させたら壊しそうだな…」
ミカエルはドジなキューピットを摘まんで振った
「きゃぁぁぁぁ~」
中々面白い生き物だった
「消滅したくないから私の家にいろ」
「え……アズラーイール様の?」
「家具には触らなくてもいい
掃除もしなくて良い
………お前は笑って座ってろ」
アズラーイールは猫みたいにキューピットを撫でた
「たまにはこんな奇跡も良いだろ?」
そう言い笑った
「天使長には言っておく
叩き込んで私が使える奴にするしかないからね」
キューピットはアズラーイールの膝の上で眠そうに丸くなった
「あぁ、お前に御使いをさせてやろう」
神の祝福し銀のスプーンを取り出すとキューピットに握らせた
「このスプーンを御詫びに、さっきの二人の部屋に置いていらっしゃい!」
「こっそりですか?」
「こっそりでなくば、君は消滅しちゃいますよ?」
キューピットはブルブル震えた
「消えるのは嫌です」
「なら、こっそり置いてらっしゃい」
「はい!頑張ります」
「なら家の前まで送って行きましょう!」
アズラーイールはポケットにキューピットを入れると天高く飛び上がった
綺麗な星空は祝福に満ちて輝いていた
聖なる夜
救世主が生まれし奇跡の夜
アズラーイールはキューピッドを康太の部屋目掛けて放り投げた
部屋の主は眠っていた
キューピッドはそーっと銀のスプーンを枕元に置いた
そして慌ててアズラーイールの所へと飛んで逝く
アズラーイールは飛んで来たキューピッドをポケットに入れ天界へと飛んで逝った
たまにはこんな奇跡も……
ありですか?神よ
アズラーイールはポケットに入れたドジなキューピットを撫でていた
聖夜に奇跡を
愛する者達に
絶対の愛を
メリークリスマス!
君に幸あれ
END
銀のスプーンを置かれた康太は
「何て事をしてくれるんだ!」と仰け反っていた
榊原も「これは嫌がらせですかね?」とボヤいた
「どうするよ?伊織」
「どうしましょうかね?康太」
「こんなのあったら性欲なくなるやん」
聖なるスプーンには総てを浄化する清らかさが在った
そのスプーンの持つ空気に触れれば、不浄は浄化され‥‥煩悩だって消え尽くす
弥勒は大爆笑していた
康太は「おめぇ何処かへ持って逝けよ!」と弥勒に謂った
だが弥勒は『無理!』と一蹴した
「おめぇに性欲なんて関係ないやん!」
『失礼な!少しは性欲はある!』
弥勒の言い種に康太は爆笑した
『まぁ性欲うんぬんは置いておいて、我は魔界の存在故に、聖なるスプーンに触れれば‥‥火傷じゃ済まねぇんだよ』
「魔界の奴だと、そんな危険なモノなのか?」
『これは神の祝福し銀のスプーンだからな』
「ならどうするんだよ!
オレの伊織の性欲がなくなったら‥‥どうしてくれるんだよ!」
『それは困るわな‥‥なら我が預かっておくとしよう‥‥
お主が子を持つ時、このスプーンは役に立つであろうからな‥‥』
弥勒は我が預かっておこう!と謂いつつも紫雲龍騎を呼び寄せた
紫雲は呼び出されて迷惑そうな顔をしていた
弥勒は紫雲が来ると銀のスプーンを指差し
『紫雲、このスプーンを菩提寺で保管しておいてくれ!』と頼んだ
『貴方がやれば良いじゃないですか!』
紫雲はボヤいた
『いやいや‥‥そんなのに触れれば‥‥烙印が着く‥‥止めてくれ!』
弥勒は心底嫌な顔をして訴えた
紫雲は仕方なく銀のスプーンを袱紗に包み持ち上げた
康太を抱き締めると
『ではな!』と謂い‥‥姿を消した
弥勒も康太を抱き締め姿を消した
静まり返った部屋に康太の笑い声が響いた
「ヤバかったな伊織」
「ええ、もう少しで清らかになる所でした」
二人は強く強く抱き締め合った
聖なる夜は‥‥静かに帳を下ろして過ぎて逝った
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