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第35話 白雪姫 ~もしもpart2~

むかしむかし、とっても男前でガサツで、乱暴者の白雪姫(康太)がASKAI帝国と言う国にいました 白雪姫は燐国の王子様(伊織)に熱烈歓迎な求愛をされ……気づけば婿養子に娶っていました 王子様(伊織)は魔法の鏡を持っていて 何時も何時も何時も何時も……  (それはそれはしつこい位に一日に何度も) 魔法の鏡に尋ねます 「鏡よ鏡、鏡さん、この世で一番可愛いのは我が妻、白雪姫ですよね!」 と(脅すように)問い掛けました 鏡は半ばヤケクソに何時ものように 『あーうるせぇな! 亭主の欲目全開にしやがって! この世にはおめぇんちの白雪姫より綺麗なのは五万といるわ!』 と、答えました 王子様は鏡が 『あなたの妻、白雪姫(康太)が一番可愛いです』 と、答えるのを期待して待っていたのに…… 王子様は青筋を立てて 「割ってスッキリした方が良いですかね?」と鏡を脅しました 王子様は白雪姫に一目惚れしてasukai帝国に無理矢理、強引に婿入りした強者でした 白雪姫には兄弟がいて婿養子は不要だったのですが… 追い返しても帰りそうもないので諦めました 押し掛けて強引に城に入り、白雪姫は押される形で婿を娶っていた 家族は白雪姫が望むなら家族は婿を黙認する事にしたのでした 白雪姫には兄が二人弟が一人いました 兄達は、兄弟の中でも一際小さい弟を心配しつつ溺愛し、弟も兄を溺愛していた 白雪姫はasukai帝国の真贋と言う特別な瞳を持っていて 総てにおいて邪魔者でした 白雪姫を消そうとする存在は後を断たず… 敵の勢力も強くなった頃、白雪姫の身を案じた兄王子は、白雪姫をそっと森の中に隠す事に決めました 白雪姫を隠し、世界へは『白雪姫死亡』と嘘の噂を広めたのです。 兄王子は白雪姫を護る為に七人の小人を護衛に着けました 「白雪姫を護りなさい もし護れなかったら、明日の朝陽は拝めないと想いなさい!」 と(半ば脅し)七人の小人を護衛にしたのです 護衛の小人の名前は四宮聡一郎、一条隼人、緑川一生、緑川慎一、兵藤貴史、三木繁雄、堂嶋正義、以上七名だった こうして白雪姫は夫の王子様と、森に住む七人の小人たちと暮らすことになりました。 七人の小人は白雪姫を護りながら生活する事になりました だが何時も何時も……新婚に突入する二人に手を焼いて 「いい加減にいろ!」と当てられ不満を持っていました だが兄王子は怖い 逆らえば間違いなく処分される… なので仕方なく言う事を聞いていました 自給自足で生活する日々は結構大変だけど穏やかなモノでした 小人たちは、山に山菜を取りに行ったり 畑を作って作物を作り働きました 小人達が働きに入っている間 王子様は掃除や洗濯をしたり、針仕事をしたり、ご飯をを作ったりして妻に尽くして毎日を楽しく過ごしました 「白雪姫、俺達が仕事にいっている間 あんまし歩き回るなよ! 拾い食いもするんじゃねぇぞ! 知らねぇ人にも着いて行くんじゃねぇぞ! おめぇは敵が多いんだからよぉ!」 と、何時も小人たちは白雪姫に注意しました だが白雪姫は聞きやぁしねぇ! 小人は何時も怒りマークを浮かべて 「少しは言う事を聞きやがれ!」と怒るのでした 「鏡よ、鏡よ、この世で一番美しいのは僕の妻ですよね?」 と、王子様が鏡に聞くと 『何度も言わせるな! 亭主贔屓を差し引いてもお前の妻よりは美しいのは五万といるから! それよりも、お前の妻、狙われてるぞ! ASKAI帝国の東の山を越えたその向こうの山の、七人の小人の家に住んでいるんだろ? 白雪姫が死んでねぇのは周知の事実だぜ? 気を付けねぇとこの世から消されるぞ』 「大丈夫です 僕の妻を消せる存在なんていません それより……僕の妻を狙うなんて命知らずですね 僕は妻を狙ってくる人が消されない様に気を付けないといけませんね」 と、答えた 『お前の妻は無敵だもんな…… もぉ鏡に問い掛けるな……解ったな 時間がんとにもったいねぇんだよ!』 「鏡の癖に生意気ですね いっそ一思いに割りましょうか?」 『………聞くよ……聞けば良いんだろ? 何で俺が……』 「黒龍兄さん、お仕事ですから!」 王子様はニコッと笑った 鏡はフツブツ文句を言った ASUKAI帝国と敵対している強大なgravity(グラビティ)国には、大層美しく強い女王、清家静流がいました 清家は、ASUKAI帝国に婿養子に入った王子様とは幼馴染みで元は一つの鏡から創られた鏡を持っていました そして清家も…何時も鏡に問いかけていました 「鏡よ鏡、鏡さん、この世で一番強いのは誰ぁれ?」 と、鏡に問い掛けるのでした 『美しいのじゃなく強いのなのかよ? 強いのを知りてぇのか?』 逆に鏡が問い返す 「そうだよ! 僕が美しいのはもう解っているからね 強い奴が知りたいんだ」 『………まぁ自分で美しいって言うのはどうかと想うけど…… この世で一番強いのはASUKAI帝国の白雪姫だぜ!』 「やっぱし死んでなかった系?」 『解ってるんだろ?』 「うん!解ってるよ! だって殺しても死なない感じだったもん」 『何処にいるのか知ってるのか?』 「ASKAI帝国の東の山を越えたその向こうの山の、七人の小人の家に住んでいるんだろ?」 と、簡単に答えた 『何で知ってるのよ?』 「だってあの山の動物が大移動して、うちの領地に来たからね…… 家臣に探りを入れさせたんだけどね その家臣は還って来なかったよ…… だからさ魔女に視て貰ったんだよ そしたら白雪姫が生きてて暴れまくってるって言ってたんだ」 『そうか……』 言葉もなかった 隠した意味がないやん 「ねぇ……白雪姫ってさ…毒りんごで死ぬかなぁ?」 『無理じゃね? あいつ幼少期から毒を飲んでるって話だぜ?』 「……なら止めとこ 領地を侵略されない限り……手出すのは止めとくわ」 『まぁ賢明だな』 そう言い鏡は気配を消した 清家は「やはり僕自ら偵察に行くしかないかなぁ…」と軽い気持ちで白を出掛ける事にしました 城を出て七人の小人のいるへと向かう るんるん 久しぶりの外に足も軽く歩いていた すると目の前に……… ガツガツと葉っぱを食べてる…………獣がいました 清家は恐怖のあまり腰が抜けて…… 「……ぎゃぁぁぁぁぁぁ……獣ぉぉぉ!!」と叫びました 葉っぱを食べてた獣が 「ん?獣??何処にいるのさ」 と尋ねました 人の話が解るんだと…清家は想いましたが…… 何時襲われるんだか……恐怖で思考がまともに動いてはいませんでした 「あ!うまそうだな」 獣は清家を見て言いました 「………僕は美味しくないよ そりゃ僕は美しいけど……美しいから美味しいだろうけど……」 清家は恐怖のあまり……呟きました 獣は清家を押し退けると…… キノコを手にしました 「うまそうやん!」 獣の手にはカラフルなキノコがありました 「………あの……見るからに毒キノコじゃない?それ?」 清家は止めました カラフルなキノコは水玉模様が入ってて…… 見るからに危なそうでした 獣はそれを口にポイッと放り込みました 「あ!ダメだって……見るからに毒キノコだよぉそれ…」 心配していると……… 目の前で獣はバタッと倒れました 「え?ええええええ!!!!!」 どうしょう…… まさか死んだ? 清家は慌てて獣を揺すった 「………おい……おいってば……」 獣を揺すっていると…… 「そこにいるのは誰だ?」 と言う声が背後から聞こえた 清家は恐る恐る振り返った するとそこには……… 幼馴染みの王子様が立っていた 「静流じゃないですか?」王子様は座り込んでいる清家に声をかけた 「………伊織……どうしてここに?」 清家は唖然となって問い掛けた 「この山はASUKAI帝国の領地ですよ? 君こそどうしたのですか? 敵地に自ら来るタイプではないですよね?」 「道に迷ったんだよ 白雪姫を見に来たんだよ そしたら道に迷った」 「…………白雪姫? 白雪姫に逢ってどうするつもりなのですか?」 「どうもしない! どうにか出来る相手じゃないの知ってるから」 「なら何をしに来たのですか?」 「白雪姫が仕掛けて来なければ、うちは手は出さないつもりだけどね 敵情視察ってのがあるじゃない この山の動物が……住めないって大移動して地形や生態系を変えちゃっているんだよね こっちとしても、それを続けられると…… 天然記念物とかの絶滅しかねないからね……警戒しとかなきゃならないのよ」 清家が説明すると王子様は驚いた顔をした 「………地形や生態系? 動物の大移動……それは何ですか?」 「この山、動物が住めないみたいなんだよ」 「………で、大移動ですか?」 「そう。うちの領地に来てるんだけどね うちの領地の既に住んでる動物達は歓迎する筈もないじゃないか で、動物達は領地争いをしているんだよ するとさ生態系とかも変わって来ちゃうし、うちの領地自慢の生物や動物は死滅するしかなくなっちゃうんだよね そう言うのって凄く迷惑なんだよね」 「…………そうだったのですか……で、足元にいる子は君が殺したのですか?」 王子様は清家の足元で倒れている獣を見て……睨んでいた 清家を押し退けて獣を抱き上げた 「………その獣……知り合いか?」 清家は尋ねた 王子様は清家を睨み付け 「獣ではありません! 僕の妻の白雪姫です」 キッパリと言い捨てた 「……嘘……白雪姫? それが??……森の熊さんばりの獣でしょ?」 王子様は清家をドスッと踏みつけ 「僕の妻の白雪姫を森の熊と一緒にしないで下さい!」と言い捨てた すると背後から「そうだ!そうだぞ!一緒にしてやるな!」と声が聞こえた 見るとそこには七人の小人が立っていた 聡一郎は「熊が一緒にするな!と怒ると想いますよ……」とボヤき 隼人は「熊は恐怖のあまり逃げ出したのだ……可哀想なのだ」と思い返して言った 一生は「森の熊は頼むから一緒にすると言うだろうな……なんたって、ここ山の動物は危機感感じて逃げ出したんだもんな」と思い出して口にした 堂嶋と慎一は言葉もなく頷き 兵藤は「気付けばこの山に動物はいなくなっちまったもんな」と現実を口にした 清家は「七人の小人……」と口にした 「おっす!俺ら、七人の小人! 知ってるなら話が早い お前、逃げた方が良いぞ!」 一生はそう言い、清家に逃げる様に促した 「……し……白雪姫は……キノコを口にしたんです 僕は白雪姫を手に掛けてなんか……」 「知ってる! こいつは何度言っても勝手に動き回るし 大人しく隠れてもいねぇ! 拾い食いや生えてるのを勝手に食うなと言っても聞きゃしねぇんだよ!」 「………疑われてもいない……訳ね……」 「疑って欲しかったのか?」 一生は問い掛けました 「………違います……」 違う…… 疑われたい訳じゃない…… でも……何だか複雑な想いだった 王子様は取り敢えず場所を移動するつもりだった 「清家、妻を寝かせてやりたいのです ですので君も来なさい お茶位なら出してあげるので、さっさと行きますよ」 スタスタと王子様は歩いていくと、小人は仕方なく清家に声をかけた 「着いて来いよ 物凄く狭い小屋だからな文句だけは言うなよ!」 そう言い一生は清家を連れて行った 小屋に戻ると王子様は白雪姫をベッドに寝かせた 小人たちは焦って小屋へと入り 「状態はどうなんだよ?」と問い掛けた 「………意識はまだ戻りません……」 苦しそうに王子様はそう答えた 慎一は清家に「どんなキノコを食べてました?」とカラーサインペンと紙を渡した 清家は仕方なくカラフルなキノコの絵を描いた 水玉模様のカラフルなキノコの絵を見て堂嶋が 「………よりによって……これを食べましたか……」と顔を覆った 兵藤も清家の描いた絵を見て 「神経毒持ってるから食うなって言ったのに…」と頭を抱えました 一生は王子様に「どうするのよ?」と問い掛けた 「………八仙と久遠を呼ぶしかないでしょうね」 兵藤は「仕方ねぇな……呼んでくるわ」と言い赤い鳥になって飛んで逝った 王子様はニコッと笑って 「姫は王子の口吻けで目を醒ますのです」 と言い、うちゅーっ!!と口吻けた 小人達は「また始まった…」と知らん顔でお茶を飲んでいた 堂嶋は「懲りませんね」とボヤいた 慎一は「白雪姫ですからね……」と苦笑した 一生は「言っても聞きゃしねぇからな」と諦めムードで 聡一郎は「色が綺麗だと美味しいと思い込んでいるんですよ」とネタバレした 隼人も「色が綺麗だと危ないのを解ってないのだ」とボヤいた 三木繁雄は「この前は真っ黒のピカピカのキノコでしたよ……キノコ系は危ないと何度も言ったのに…… 黒くないから良いかと思ったんでしょうね」とため息を着いた 清家は疑問を投げ掛けた 「………その人……姫でしょ? なのにその姫が何で葉っぱを食べてたんですか? 況してや瞳を輝かせキノコを見付けて食べてましたよ?」 姫なのに…… 獣かと想ったじゃないか…… その問いにみんな押し黙った 仕方なく一生が 「食い物が底着いてねぇんだよ」と答えた 「………食べ物が底着いてない?」 何で???? 何でない訳????? 清家はさっぱり解らなかった 一生は説明を放棄して「はぁー」とため息を着いた 仕方なく聡一郎が説明をした 「最初は豊かな山だったんですよ ある日、森の中、熊さんと出会ったのが事の始まりでした」 ?????? 熊さんと出会ったのが?? 何……それ歌? 清家は予測すら出来ない会話に冷や汗が流れるのを止められなかった 「熊を見つけた白雪姫は飛び蹴りをかました んで、熊がぶっ倒れて食された 森の動物は………危機感を抱き……移動を始めた 山には食えるものはなくなり…… 姫は……キノコにまで手を出した……」 熊をぶっ倒し食ったから動物は大移動を始めたと言うのか? そもそも熊が…人間の小さい姫にぶっ倒されるのか?? 解らない…… 解らない…… 恐るべし白雪姫………としか言いようがない こいつ……本当に人間か? 恐怖に顔がひきつる清家を見て堂嶋は 「白雪姫一人いればgravity国なら一日もあれば占領出来るんですよ……」と真実を語った 「………こいつは……化け物か?」 わなわな震えて清家が問い掛ける 一生は清家を睨み付け「違う!こいつを化け物扱いすんな!消すぜ?」と脅した 「こいつは人間だよ 誰よりも弱くて、誰よりも強い 護りてぇ想いだけで、こいつは闘うんだよ 知りもしねぇ癖に……言うんじゃねぇ!」 一生の怒りに、兄王が怖くて言いなりになっているだけでないのを知る 「gravity国はASUKAI帝国には手は出さない 信じられないなら同盟を結んでも良い 我が国は負け戦をする程暇ではない」 清家が言うと王子様は 「ならば正式に調印式を開きましょう そうすれば暫くは平安の世が続きます 民は潤い、この世は穏やかに時を刻めます 戦は民を疲弊させ殺戮の限りを尽くす道具にしかならない………そんな事は望んでなどいない 暫し穏やかな時を過ごしましょう そう決まれば姫が起きたら城に還りますか」 王子様は嬉しそうにそう言った 三木は「城に還るのは良いけど、反対派の勢力が手ぐすね引いて待ってたりしない?」と問い掛けた 「そんな輩……姫が城を出た時に総て片付けておきましたとも! 反対派?そんなのは根絶やしして消えてなくなっています」 王子様の台詞に一生達は ………敵に回すと一番怖いのはやはりこいつか……と想った 崑崙山から八仙がやって来て白雪姫の様子を見ても 白雪姫は起きなかった 久遠が診察にやって来ても、白雪姫は起きなかった 王子様はそれはしつこい口吻けを姫に贈りましたが…… 姫は目を醒まさなかった 「………許せませんね……王子様の口吻けで起きないなんて……」 と言いながら、王子様はそれはそれは良い香りのするお肉を焼いていました ジュージュー良い音と香りが部屋を包み込む 白雪姫のお腹がグゥーと鳴ると…… 白雪姫はパチッと目を開けました 「伊織、腹減った……」 「君……キノコは食べてはいけないと約束しましたよね?」 「ん!黒いキノコはダメだって言ったからカラフルなキノコにした」 ブチッ…… 何かが切れる音がした 「なんの音だよ?」 「約束なさい!」 「腹減ったんだよ」 「約束したら食べさせてあげます 君の大好きなウィンナーを!」 「………ウィンナーより肉……」 「約束は?」 「………カラフルなキノコはもう食べねぇ……約束する」 「キノコは食べてはいけません 約束出来ますね?」 白雪姫はコクコク頷いた 「君の食べて良いキノコはこれだけでしょ?」 王子様はズボンを脱いで……゛聳え勃つモノを手にした 「………それ……キノコちがっ……んっ!……んんんんっ……」 無理矢理、口の中に立派なキノコを放り込まれ…… しゃぶらされた 「もっとお口を使って……」 お腹が減ってるのに… お口の中のキノコをしゃぶり尽くし……鈴口を吸い上げた すると……ドビュ……と白濁した液体がお口の中に弾け飛んだ 「一滴も残さず飲み干して……」 ゴックン…と一滴も残さず飲み干すと…… 「良い子です」と言い撫でられた 白雪姫は嬉しそうにその手に擦り寄った ドレスをたくしあげられ、下着を取られて…下肢を丸裸にされ晒され 白雪姫は羞恥で股を閉じようとした だが王子様の体躯が入り込み、閉じる事は出来なかった 「薔薇の花から抽出したオイルです 君に食べさせてあげます」 そう言いクルンッとひっくり返されお尻を高く持ち上げられた そのお尻の割れ目にオイルを垂らされた 「………冷たっ……」 「直ぐに熱くなります」 そう言い小さな戦慄く穴に指を挿し込まれ…… 後は訳がわからなくまで翻弄された 小人達は……始まったよ……と外に出た 小屋の横には同じような小屋が建っていた 小人達はその小屋に入って逝った その小屋は直ぐに始める二人から離れる為の小屋だった 小屋に入りお茶を淹れる みんなの前にお茶とお菓子を置くと、それに口をつけて 「始まると明日の朝まではダメだな」と呟いた 「だな!」 「朱雀にこっちの小屋に還る様に言っといてやれよ」 「了解!伝書鳩飛ばしとくわ」 小人はそれぞれ話す 清家は唖然として……中々立ち直れなかった 朱雀が小屋に還ると、食べ物もついでに買い込んで来て、食事をつくって食べた 一生は「今日も平和に終わった」と言葉にした 隼人も「明日も平和に終わるのだ」と笑った 堂嶋は「物語はこうして続く」と言い 三木も「描かれる世界はほんの一欠片……長い物語のほんの一瞬」と答えて笑った 慎一は「平和は勝ち取るもの。明日も明後日も未来永劫……我が主は闘って逝かれる」と言葉にした 兵藤は「未来永劫続くならさ、物語は綺麗な方がいい 白雪姫は可憐な姫君にして王子様の口吻けで起きる方が夢があるな」と言い笑った 全員頷き満場一致 「って言う事で、清家 お前が白雪姫の物語を未来永劫伝えて逝ってくれ 夢のある話にして遺して逝ってくれ」 と頼まれた 清家は「………大幅に改稿が必要じゃないか」とボヤいた 「それもまた物語の醍醐味 お前の世界の白雪姫を作り出せば良い」 「………解った……なら遺してみる…」 こうして、白雪姫の物語は今も受け継がれて残った そして今も王子様の口吻けで起きる白雪姫の物語は続いていた 白雪姫は城に還った 七人の小人も城に着いて行き共に暮らした 毎日 退屈しない破天荒な白雪姫に振り回されて生きていた 「はぁ退屈だな……隣の国に出るドラゴンでも倒して来るかな?」 退屈だと退治に出たがるのは今も変わっていなかった 七人の小人達は今も白雪姫に振り回されていた 「逝くぜみんな!」 言われれば……何処までもお供するのが七人の小人だった 「共に逝こうぜ!」 共に…… その言葉の通り、未来永劫、共にいたいと想っていた 共にいられると信じていた 逝くぜ! 何処へでも、お前たちと逝く! 白雪姫と七人の小人達は未来永劫、仲良く過ごしました……とさ!

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