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ハッピーバースデー 43*
理玖は嬉しくて微笑んで帆乃を見つめると、帆乃はその瞳に吸い込まれるように両手を理玖に伸ばした。理玖もその不思議な引力に従って帆乃と肌を合わせ深くキスを交わす。
最初との違いは、帆乃が理玖を抱きしめていて離れることを拒んでいること。拙いながらも帆乃が理玖に応えるように舌を絡ませてくる。
「んぁ……はぁ…ふあ……あ…」
「ん…んん……はぁ…ん…」
(さっきより、気持ちよくて…理玖さん大好き…ってなる…)
思考回路がぐらぐらになり帆乃の身体はまた力が抜けてきて、その刹那、理玖は中途半端だった中指を付け根まで一気に挿入した。
「苦しい?」
「んん……だい、じょ…ぶ……」
「もう1本挿れるよ……」
人差し指に力を入れ、帆乃の入り口を拡げればナカに挿入るのは簡単だった。
ただ2本も咥えれば締め付けは激しい。帆乃は小刻みに震える。
理玖が不意に帆乃の耳元で「はぁ」と息を吐くと、帆乃は嬌声をあげ、ふにゃりと力が抜けた。
「………帆乃くん…耳弱い?」
「あ……こんな……の…ちが……」
試しに耳たぶを甘噛むと、帆乃は同じような反応をする。
「り……く…さん……おれ、また……」
帆乃はまた達しそうらしいが、訴えたくても帆乃は適切な言葉を知らない。
理玖は帆乃の耳に何度もキスをして、ダイレクトなリップ音が帆乃の鼓膜を揺らす。
「あ、あぁ、や…み、み……んん…」
気持ち良すぎて逃げ場がなくて、帆乃は一瞬だけつま先でシーツを掴むがまたすぐに力が抜けて、その隙に理玖は3本目の指でナカを拡げてきた。
ナカから理玖がトンッと触れたら、帆乃は痛いくらい膨張してる自身の先端から大量のカウパーを吹き出す。
「んやあぁあ…っ!」
「帆乃くんのイイとこ、あった」
「イイ……とこ…?」
「大丈夫、いっぱい声聴かせて」
帆乃の前立腺を理玖が何度も何度もノックすると、帆乃は甲高い声を上げて腰を浮かせる。
「やっ! あ、あ…そこ、は…だめぇ…っ!」
帆乃の可愛らしいソレはまた一層硬くなりぷるんっと顔を上げる。腹に透明の水たまりが出来上がるが、まだまだ止めどなく溢れる。
そして秘部は柔らかくなって理玖は3本の指をゆっくり引き抜く。初めて受け入れたその入り口は寂しそうにヒクついている。
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