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ハッピーバースデー 44*
理玖はまたベッド下から、次はコンドームを取り出して、今までにないくらいの勃起をしているペニスに素早く被せて、さらにローションも塗り滑りをよくする。
帆乃の太ももをもって脚を広げ、ひくついている入り口にあてがうとゆっくり挿入した。
ローションが擦れる粘着音が卑猥に部屋を包む。帆乃はそばにあったタオルケットを掴んで異物感から気を紛らわせようとしている。
「りく、さ……こわ、ぃ……よ…あぁ…」
半分ほど挿入ったところで理玖は帆乃にのしかかるような態勢になって帆乃をぎゅっと抱きしめた。帆乃も縋るように理玖の背中に手を回す。
「はぁ……やっば…」
「ふえ?」
「今、人生でいっちばん幸せーって感じてる……ね、キスしていい?」
理玖がねだると帆乃は目を閉じた。
ついばむようなキス、上唇を甘噛み、口端にキス、「大好き」と呟けば帆乃の吐息を呑み込むように激しいキス。
「ふぅ…うぅ…んん……」
神経が痺れて、身体中が熱で侵されて、帆乃の頭は蕩けてしまう。
そして、ずずず…と理玖はゆっくり帆乃の中に埋まっていく。ナカを擦られていくと、前立腺も当たり前のように刺激される。
「んんんんんんんんーっ!」
理玖とキスをしたまま帆乃は達して、理玖の腹筋は帆乃の欲望でべったりと濡れる。
激しい締め付けに理玖も吐精しそうになるが、どうにか堪えた。
唇を離し、上体を起こすと、帆乃の細い腰を持ってあと数cmだけ進め、ぱちゅんっとローションを含んだ肌がぶつかる音が聞こえ、理玖は帆乃とすべてつながったと理解した。
「帆乃くん…全部、挿入ったよ…」
「あ……り…理玖、さん……」
「ん?」
「俺、も……今が…いちば、ん……幸せです……」
帆乃は涙を流して、美しく笑った。
それは理玖が一番見たかった帆乃の表情。
理玖は目を潤ませて、帆乃の両手を繋いで指を絡ませた。
___ 愛してるよ…
理玖はほんのわずかな理性で帆乃を気遣い律動した。
ビュッビュッと帆乃の先端からは透明な熱が出てくる。
「帆乃…く……も、う…俺も…」
「あ、あ、ん、やぁ、あぅ…っ!」
「一緒に…イこ……」
帆乃の限界になっているモノを握って激しく扱き、理玖自身も絶頂を目指して激しく動く。
「あぁっ!」
「ああああぁっ!」
帆乃が達し、わずかな精液を吐けば、その締め付けで理玖も解放した。
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