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二度目の夜は… 4*
肩を掴まれた理玖は困ったように眉を下げる。
「どうしたの?」
「離れ、ないで……」
感情の涙と生理的な涙で帆乃の顔は美しく乱れていた。
理玖はまた帆乃に抱き着いて、達したのにまだ硬く勃起している帆乃の先端に触れて帆乃が出した滑らかな愛液を取り、それを自身の肉棒に塗り付けた。
ズブズブとゆっくり挿入をすれば、帆乃は足を理玖の腰に絡ませた。
「はぁー…帆乃くんのナカ、この前より熱い…ぅあっ…!」
隔たりのない感触に理玖の我慢は限界に達し、帆乃の奥に注ぎ込んでしまった。
「あっ……ごめ……」
耳元で理玖が謝ると、帆乃は首を横に振りながら理玖のモノを締め付ける。
「うっ……帆乃く、ん……どした、の?」
帆乃は理玖をまた強く抱きしめて離さない。
「俺、は…理玖さんだけなんです……重いの、分かってるけど……理玖さんが、他の人を好きになるのが…見るのが怖い……」
「……ナノハさんのこと?」
理玖がそう訊ねたら帆乃は眼前にある理玖の瞳を潤んだ目で見つめた。
(可愛いなぁ…)
帆乃の目尻を優しく撫で、その優しい手つきとは正反対の激しいキスをする。
口の交わりからも、熱の交わりからも淫猥な音が立って、聴覚が敏感な帆乃はたまらず射精した。
「帆乃くん…もっと欲しい?」
「ん、ふぅ…ほ、ひ…い…」
呂律が回らない状態で答えると、理玖に抱き起されてもっと深くに理玖が挿入ってきた。未知の刺激に帆乃は大きく喘ぐ。
「ひゃあぁぁんっ!」
理玖は帆乃をきつくきつく抱き締め、帆乃とひとつに溶けようと思わんばかりのキスをする。帆乃はわずかな隙間から酸素を取り込もうとすると甘美な声が漏れてしまう。
そして理玖は下から突き上げ、帆乃の内側で自分の熱を扱いていく。入り口は泡立つ白濁が漏れる。
「あ、ん、んん…っ……りくさん……もぉ…」
「俺も…イく……」
(キスで、声……塞いで欲しいよ……恥ずかしい…)
帆乃はパクっと理玖の唇を食べた。声まで食べて欲しくて、くちゃくちゃに、見よう見まねで貪る。
理玖は帆乃を受け入れて、突き上げを一層激しくしたら、2人は同時に果てた。
理玖の腹筋は帆乃の熱でべっとりと濡れ、理玖の熱は帆乃の内側に注がれる。互いの肩に顔を凭れて「はぁ、はぁ…」と呼吸を整えると、自然と目の前にある相手のうなじに優しく嚙みついた。
「んん…理玖さん……もっと…強くして…」
「痕ついちゃうよ…」
「いいです……理玖さんのものって…感じたいから…」
そう言われ理玖は帆乃の左肩の爛れた皮膚の上から歯形が残るくらいに強く噛んだ。
帆乃は理玖の首の左側を強く噛んで痕をつけた。犬歯が少し食い込んでしまった箇所からは血が流れた。
(嫉妬って…怖いな……俺も帆乃くんも……)
「帆乃くん、お風呂入りなおそうか」
「ん……はい…」
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