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4-02-2 めぐむの課外授業(2)
僕は、保健室を出て帰路に着いた。
そして、帰りの道すがら物思いにふける。
ここで諦めたら、そこで終わり。
今回の僕は、覚悟が違う。
まだ諦めるつもりはない。
よし、次の手を考えよう。
先生だって、僕の気持ちは理解しているはず。
だから、大出を振って、いいよ、とはいかないまでも、そんな状況になってしまえば、仕方ないな、になる可能性はある。
だから、自然にフェラをしてしまう状況を作ってしまえば、いいのだ。
その時、僕の脳裏に一つの策が思い浮かんだ。
よし、これで行こう!
僕は、さっそく、作戦を考え始めた。
次の日。
僕は、保健室に押し掛けた。
「先生、また、相談があるんですが!」
山城先生は、あからさまに嫌な顔をした。
「青山、お前なぁ……」
「先生、大丈夫ですよ。そんな身構えなくても。今日は、あの相談じゃないですから」
僕は、手を大袈裟に振って、関係性を否定する。
でも、自然と山城先生のペニスに目がいってしまう。
「おい、だから、俺のを見つめるなって!」
山城先生は、女子がスカートを抑えるように、内股になって自分の股間を両手で押さえた。
ふふふ。なんか、可愛い。
山城先生の目には、僕は獲物を追うケモノのように映っているのかもしれない。
いけない、いけない。
作戦を思い出す。
僕は、にっこりと笑って言った。
「あっ。ごめんなさい。実は、相談の前に、今日は先生に差し入れを持ってきました」
僕は、炭酸系のエナジードリンクを手渡す。
「えっ? 差し入れ?」
「はい! いつもお世話になっていますから!」
山城先生は、さっそくドリンクの銘柄を確認している。
いいぞ、いいぞ……。
反応している。
聞いた通りだ。
この手のドリンクは、成人男性には人気があるらしい。
それに、疲労回復や体力増強に意識が高ければ興味があるはず。
山城先生みたいに人に気を遣う仕事は、気疲れもするだろうから、嬉しいはず。
山城先生は、成分表を見ながら言う。
「高麗人参エキスが結構効くんだよな。でも、飲みすぎはかえって体の負担になるんだけどな」
さすが、保健の先生らしいコメント。
「そうなんですね。ふむふむ」
僕は、さり気なく相槌を打つ。
「でもな、生徒から物を貰うわけにはいかな……」
山城先生は、手に持ったドリンクを僕に返そうとする。
これは想定通り。
「それでは、こうしましょう!」
僕は、あらかじめ考えておいた事を説明する。
「僕とアキさんはいとこって設定なんです。だから、僕と先生もいとこ同士。いとこからなら差し入れをもらっても、平気でしょ?」
「まぁ、ちょっと強引だけどな。それよか、これを飲んだらフェラさせろとかは無しだぞ!」
山城先生は、用心深く言った。
「わかってますって、そんなずるい手は使わないですよ!」
「じゃ、ありがたく頂くとしよう」
「はい!」
よし!
まずは、作戦通り。
では、次!
先生は、ドリンクのキャップを開けて、グビグビと飲み始める。
僕も、手にしたドリンクのキャップを開けた。
さて、僕は数口を飲んだフリをしてと……。
よし。
さぁ、盛大に先生のズボンにかけるぞ。
僕は、手にしたドリンクを手が滑ったふりをして、こぼそうとした。
瞬間。
山城先生は、僕の手をサッと抑えた。
「ははーん。分かったぞ。俺のズボンにこぼすきだな。そして、脱いだところを狙う。違うか?」
山城先生は、ニヤリとして言った。
見透かされていた。
「うぅ。当たりです……」
「あぶない、あぶない」
山城先生は、わざとらしく、額の汗をぬぐうフリをした。
僕は、恨めしいそうに先生を見た。
でも、すぐに気持ちを入れ替える。
「先生、僕はもう諦めました。はい、これもどうぞ!」
僕は、そう言って自分のドリンクを手渡した。
席を立とうとする僕に、先生は声をかける。
「おいおい、相談って言うのは?」
「また今度にします!」
僕は早々と退散する。
後ろから、「まったく……」と言う山城先生の声が聞こえた。
退散したと見せかけて、実はまだあきらめていない。
次の作戦に移る。
僕は、保健室を廊下から見張る。
ガラガラ。
山城先生が出てきた。
そして、廊下を歩き出す。
僕は、見つからないように先生の跡をつける。
うん。
このルートは、やはり、教員用トイレへ向かっている。
よし! 作戦通り。
飲みものを差し入れしたのには意味があるんだ。
ずばり、トイレに行かせるため。
しかも、あのドリンクには、カフェインが多く含まれている。
つまり、利尿作用がある。
山城先生は、狙い通り教員用トイレに入った。
僕は、周りを警戒しながら、すっとトイレに入る。
山城先生は、鼻歌を歌いながら、小便器の前に立った。
僕は、影に隠れて、その様子を覗う。
山城先生は、チャックを降ろし始める。
そして、ペニスを取り出した。
だらんと、大きなものが現れる。
えっ?
こんなに、おっきいの?
大人の人のって、すごい……。
あぁ、元気になったら、ものすごく大きくなりそうだ。
そのペニスの先から、おしっこが弧を描いて弾けている。
やばい。
山城先生のペニスを見ていたら、なんだか恥ずかしくなってきた。
雅樹以外の人のペニスを、こんなにもじっくりと観察する事になるなんて。
しかも、そのペニスをしゃぶると思うと……。
僕はなんていやらしい。
でも、そんな恥ずかしさに負けちゃダメだ!
パタッ。
僕は、ついバランスを崩し、足音を鳴らしてしまった。
山城先生はこちらを見た。
目が合う。
山城先生の驚いた表情。
「青山、どうしてここへ? ここは職員用のトイレだぞ!」
僕は無言で先生に近づく。
山城先生は、まだ放尿中で動けない。
「ちょっと、待てって!」
山城先生は焦っている。
「おい。青山、何する気だ。目が座っているぞ!」
僕は、先生に近づくと、そっと手を伸ばし、まだおしっこが出続けているペニスに触れた。
チョン。
「ひゃっ」
山城先生は小さな悲鳴を上げる。
ふふふ、かわいい……。
でも、これでは、終わらない。
僕は、人質を取るように指先で先生のを摘んだ。
まだ、柔らかい。
僕は、山城先生を見上げて言った。
「先生。フェラさせてください。お願いします……」
「あーもう、分かったよ。だから、その手を離せ」
僕は、手を引っ込めた。
山城先生の溜息が聞こえる。
僕は、おとなしく手洗い場で待った。
「まったく、そんな目を潤ませて、ねだられちゃたらな、断れるかよ」
山城先生は、ぶつぶつ言いながら、手洗い場にやってきた。
「青山、後で保健室に来なさい」
「はい!」
やった!
作戦成功。
僕は、足取り軽く教室へ向かった。
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