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4-03-2 沖縄旅行(2)

沖縄についた。 暑いけど、思った以上にカラッとして気持ちがいい。 南国の匂いがする。 自然とテンションが上がってくるが分かる。 雅樹は、両手を広げて言った。 「よっしゃ! 楽しむぞ!」 クスっ。 雅樹も、テンションは最高潮のようだ。 僕達は、空港の近くでレンタカーを借りた。 小さくて可愛い車。 車に乗り込んで、一路ホテルに向かう。 雅樹が運転する車に乗るのは久しぶりだ。 また、雅樹の真剣な顔が見れる。 うふふ。 ちょっとした僕の楽しみ。 僕は、雅樹の横顔に声をかける。 「雅樹の家の車より小さいね」 「だいぶ、小さいな。スピードも出ないし」 雅樹は、カーナビの音声を確認しながら、ハンドルを切っている。 「へぇ、そうなんだ」 僕は、運転できないからよく分からないけど、きびきび動いて、悪くないように感じる。 なにより、小さい車だと、雅樹との距離が近い。 「でも、小さいから厳しいかもな……」 雅樹が言う。 「やっぱり、乗り慣れない車だと、運転しずらい?」 「いや」 雅樹は、真っすぐ前を見ながら、横目で僕の顔をちらッと見る。 口元が僅かに緩んでいる。 「車で、エッチするのがさ! ははは」 「やめてよ! はずかしいな!」 僕は、条件反射で雅樹の腕をポンポンたたいた。 「やめろよ、めぐむ! 運転中、運転中!」 「あっ、ごめん」 カーナビの案内では、ホテルまではしばらく道なり。 雅樹は、提案した。 「めぐむ、途中、ビーチに立ち寄らない?」 カーナビの地図を見ると、海が近い。 「いいね、いこうよ!」 僕がそう答えると、オッケー、と雅樹は答え、ハンドルを切った。 国道から横道に逸れる。 しばらく進むと、大型の商業施設と沢山のショップが立ち並ぶエリアに入った。 その先にビーチがあるようだ。 駐車場の案内を確認して、車を止めた。 「あー、気持ちいい!」 僕は、車から飛び出して伸びをした。 「ビーチはこっちだって。行こう!」 先に歩く雅樹の手を後から握る。 「うん、行こう!」 沖縄の風を体全体で受ける。 気持ちいい。 目の前には白い砂浜が広がっている。 澄んだ青を湛えた海は、波も無くとても穏やかだ。 ヤシの木がザワザワ揺れる。 僕は目をつぶる。 あぁ、イメージ通り。 沖縄に来たんだ! 「めぐむ、防波堤の先まで行かない?」 僕は薄っすらまぶたを開く。 「雅樹、ほっぺをツンツンつつくのやめてよ!」 「だって、なんかカッコつけて一人で浸っているからさ。さぁ、行こう!」 雅樹は、僕の手を引いて歩き出す。 「もう、待ってよ!」 僕と雅樹は防波堤の先まで来た。 海の透明度が高い。 僕は防波堤に腰掛けた。 雅樹は、僕の背後から抱き着く様に座る。 海底の珊瑚や海藻が見える。 「あっ、魚がいるよ!」 僕は指差す。 雅樹が囁やく。 「めぐむ……」 耳元に息がかかる。 くすぐったい。 僕は、振り返る。 「雅樹、キスしたいの?」 「キスしたい」 雅樹はそう言うと、僕の唇に唇を重ねる。 すぐに、舌で僕の唇をこじ開けようとする。 もう、雅樹は、焦らないでよ……。 僕は、それを誤魔化すように、雅樹の下唇を唇で挟む。 ちゅぱ、ちゅぱ……。 「めぐむ、じらすなよ。舌を入れさせて」 「我慢できないの?」 「ああ、我慢出来ない!」 雅樹は、一気に舌を突っ込んでくると、激しく吸い始める。 んっ、んっ、んっ……。 はぁ、ぷはっ! 「はぁ、はぁ、激しいよ、雅樹」 「仕方ないだろ? はぁ、はぁ」 雅樹の口から、唾液が滴る。 いやらしい。 僕の体に回した雅樹の腕。 僕は、そっと押さえるように触れる。 だって、そんなにきつく抱き着いたら苦しいよ。 雅樹は、いつもより大胆。 きっと、沖縄だから? クスッ。 なんか、可笑しい。 「ねぇ、雅樹。やっぱり、沖縄、来てよかったね」 「あぁ、そうだな」 雅樹は、僕の背中に体を密着させる。 「ねぇ、雅樹。腰あたりに硬いものがあたってるんだけど」 ちょっと意地悪っぽく言う。 「めぐむ。そんなこというなよ……」 「ふふふ、でも、こんな昼間っから、そんなに固くしちゃってさ。エッチ!」 今日は、僕が雅樹をいじる番だ。 「だってさ、今日のめぐむの格好がさ……」 「うん。僕の格好がどうしたの?」 「お前のその、小学生の頃ぐらいの姿だと思うと、なんか興奮が収まらないんだよ」 「もう、冗談言わないで……」 と、言おうとして止めた。 雅樹の顔が、あまりにも真剣だからだ。 「真面目に言っているの?」 「真面目さ。俺、めぐむの可愛い姿をみると、もうどうしようもないんだ。だから、許してほしい」 ……トクン。 雅樹ったら。 僕の事、そんなに好きなんだ。 胸がキュンとする。 僕は、手を後ろへ回し、雅樹の股間に触る。 本当にもう、こんなに固くしちゃって……。 「めぐむ、ちょ、ちょっと、そんなに触るなよ。出したくなっちゃうよ」 「いいの、いいの。ねぇ、雅樹」 「はぁ、はぁ、何?」 「車の中で、フェラしてあげようか?」 一瞬の間。 雅樹は、声を出して喜ぶ。 「やったー! ありがとう!」 まったく、雅樹は、子供のように喜んじゃって。 どっちが子供なんだか。ふふふ。 車に戻ると、シートをめいいっぱい倒す。 雅樹は、もぞもぞしながら、ズボンを下げた。 「やっぱり、この車だと狭いな……」 「いいじゃない、狭いのも意外といいかもよ」 「かもな。さすが、めぐむ」 僕は、茶化してくる雅樹を無視して、パンツを下げてあげる。 すると、ぴょんっと元気よくペニスが登場した。 「ふふふ。元気いっぱい。いらっしゃい、ペニス君」 小さい声で話す。 指で、ちょんちょん触って挨拶をすると、ぴくぴく動いて返事をしてくれる。 クスっ。 やっぱり、沖縄だからかな。 ペニス君も、いつもより敏感みたい。 「なぁ、めぐむ。お願いがあるんだけど」 雅樹が言った。 「ん? どうしたの?」 ちょうど、ペニスの先端をペロっとひと舐めしたところだった。 「その、怒るかもしれないんだけど……」 雅樹のお願いはだいたい分かる。 僕は、先回りして答える。 「どうせ、子供っぽくやって、とかそうゆうことでしょ?」 雅樹は、うん。と嬉しそうにうなずく。 こういう雅樹の素直なところは嫌いじゃない。 「しょうがないな。沖縄だから特別だよ」 僕は、小学生になり切ることにした。 「ねぇ、お兄ちゃんのおちんちん。どうしてこんなにおおきいの?」 僕は、雅樹のペニスを両手で抑えながら言う。 「ペニス君も、雅樹のわがままに付き合って大変だよね」 小声で言うと、そのまま、ちゅっと、キスをする。 僕は、そのまま舌を出して、竿の部分を満遍なく舐める。 根元から、先端へ。 雅樹のペニスは、ビクッとする。 「ねぇ、お兄ちゃん。おちんちんのここ、ビクビクしているよ」 ペニスの裏筋の所。 今日の雅樹は、ここが攻めどころっぽい。 僕は、ぺろぺろ舐めて言う。 「ここ、こうするのすきなんでしょ? お兄ちゃん」 今度は柔らかい部分をぎゅっと握り揉み始める。 「めぐちゃん。だめだ、お兄ちゃんいっちゃうよ」 ぶっ。めぐちゃんって誰だ。 雅樹は、すっかり僕が小学生だと思っている。 エッチな、雅樹。 「もう、だめなお兄ちゃん、お仕置きだからね!」 僕は、柔らかい部分を揉みほぐしながら、ペニスの裏筋を丁寧に舐める。 「めぐちゃん、そこ! 気持ちいいよ、めぐちゃん、はぁ、はぁ」 ぷぷぷ。 だめだ……。 雅樹の『めぐちゃん』に笑ってしまう。 僕は噴き出さないように、雅樹のペニスをぱくっと口に咥えた。 そして、舌でれろれろ舐めながら、頭を上下に動かす。 雅樹のペニスが、ビクンビクン痙攣しだす。 あぁ、これは、直ぐに出てしまうパターンだ。 舌を伸ばして、先っちょから裏筋にかけて丁寧に舌を這わせる。 そして、柔らかい部分をぎゅっと握りしめた。 「うぅ、気持ちいい、めぐちゃん、お兄ちゃん、でちゃう、でちゃう!」 ビクン。 大きな痙攣。 それと同時に、僕の口にドクドクっと精子が流れこんでくる。 雅樹のペニスは、しばらくの間、痙攣し続けた。 落ち着いたところで、僕は口をぬぐう。 いつになく沢山出た。 雅樹は、はぁ、はぁ、と荒い息使い。 「めぐちゃん。ごめんね。お兄ちゃん、たくさんでちゃった!」 僕は、起き上がって雅樹を見た。 雅樹は、目を瞑り、顔を赤くして幸せそうな表情をしている。 ふふっ。 もう、雅樹だって、十分可愛いじゃない! でも、もうおしまいだからね。 僕は、怒った口調で言う。 「もう、いつまで、めぐちゃん、言っているの!」 雅樹は、薄目を開けて僕を見る。 「あれ、もう終わり? ちぇっ」 雅樹と目が合う。 僕は口を尖らせる雅樹に、チュッと、軽くキスをした。 「もう、終わり。さぁ、戻ってきて。僕の雅樹」

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