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4-03-3 沖縄旅行(3)
ホテルに着くと、僕はすぐに水着に着替えた。
去年、プールに着ていったスカート付きのフリル水着。
ウィッグをつけ、化粧直しも念入りにする。
よし。
ふぅ、これでやっと、めぐちゃんは卒業できる。
僕は、部屋のベランダに出て海を眺めた。
絶景だ。
水平線を眺める。
雅樹も着替えを終えて、ベランダに来た。
そして、僕の横に並ぶ。
二人で海を眺めた。
「最高の眺め!」
僕は言う。
「そうだな、ちょうど海側だし。良い部屋にめぐり逢えたようだ」
雅樹は答える。
このリゾートの解放感。
「あぁ、来てよかった……」
僕は目をつぶりしみじみ言う。
ふと、雅樹の視線に気が付いた。
じっと、僕を見つめている。
「なに? 雅樹。どうしたの?」
「めぐむ、なんか色っぽいな……」
「色っぽい? 去年と同じ水着なんだけど。子供っぽいって言われたやつだし……」
雅樹は、尚もじっと見つめる。
「ちょ、ちょっと、恥ずかしいんだけど!」
僕は、堪りかねて声を出す。
「もしかして、髪型、かな?」
ウィッグはロングストレート。
まとめ髪で、緩いお団子にしている。
「なんか、お姉さんみたいだ……」
雅樹がぽつりと言うのが聞こえた。
小学生の次はお姉さん?
もう、雅樹の好みは幅広いんだから。
付き合ってられない。
僕は言う。
「雅樹、変なこと言ってないで、ほらプール行くよ!」
雅樹は、思い出したように、頷く。
「お、おう!」
どれだけ、僕の格好が気になるのさ。
まぁ、嬉しいけど……。
僕は、雅樹の手を、ひっぱり部屋を出た。
一日中、プールでのんびりと過ごした。
夕方になり、部屋に引き上げ、夕ご飯に行くことにした。
僕はリゾート風の花柄のワンピースに着替え、イヤリングをつける。
雅樹は、「ほぉ」と感嘆の声を上げた。
「やっぱり、今日のめぐむは大人っぽくて、綺麗だよ」
悪い気はしない。
でも、そこまで言われるとお世辞でも恥ずかしくなる。
「はやく行こう!」
僕は照れ隠しにそう言った。
夕食はバイキング形式で、沖縄の名産や郷土料理がたくさん用意されていた。
全部食べたくなってしまい、つい多く取り過ぎてしまう。
「俺は、もう食べれないな……」
雅樹は、お腹をさすりながら言う。
僕は、最期のデザートをやっとの事で口に入れた。
「ほんとうに、食べすぎちゃったね」
食後のコーヒーをのんびり飲みながら、明日の計画を話した。
時折、雅樹は僕の顔を見つめては、にこっと微笑む。
ああ、どうして?
何故か、いつも違う。ドキっとしちゃうよ……。
変に意識しちゃう。
沖縄だから? なの?
部屋に戻ってきた。
雅樹は待ちかねたように、僕に抱き着く。
「ねぇ、めぐむ。待ちきれないよ。今すぐしていい?」
僕は、ちょっとためらうように間をおく。
でも、答えは決まっている。
「いいよ……」
雅樹は、嬉しそうな表情をする。
そして、口を開いた。
「で、ちょっとお願いがあるんだけど……」
嫌な予感がする。
「なに?」
「その、お姉さん風にしてほしいんだけど」
やっぱりか……。
小学生の次はお姉さん。来ると思った。
もう、雅樹は!
「しょうがないなぁ。お姉さん風ってどんな感じ?」
「うーん。なんかリードしてくれるような感じ」
「まぁ、うまくできないかもしれないけど、やってみるよ」
「やったー!」
ふぅ。なんか雅樹に乗せられてる感じ……。
僕は、雅樹の頬に手を添える。
「さぁ、雅樹君。こっちにいらっしゃい」
「はい。めぐみさん」
ぶっ!
めぐみさん?
いきなりキター!
誰よそれ。プププ、可笑しくなるから、やめて。
どうも、今日の雅樹のセリフは、いつもとギャップがあり過ぎでツボに入る。
これが、リゾート効果?
僕は、雅樹の手を引きベットまで誘う。
そして、横たわる。
「ねぇ、雅樹君。あたしにキスしてちょうだい」
雅樹は、僕に覆いかぶさりキスをする。
すぐに舌を入れてくる。
「ちょっと待って、雅樹君。あせらないで」
「ごめんなさい。めぐみさん」
やめて……ププッ。
めぐみさんって言うのやめて。
僕は笑いをこらえる。
雅樹は、言われたとおりに優しいキスをする。
「上手ね。じゃあ、ご褒美ね」
僕は、雅樹の口を吸う。
そして、舌を出して雅樹の口に入れる。
雅樹は、待ってましたと言わんばかりに舌を絡ませてくる。
んっ、んっ……。
はぁ、はぁ、と息が荒くなる。
「さぁ、雅樹君。あたしの服を脱がせてちょうだい。上手にできるかしら」
「やってみます!」
雅樹は、目をキラキラさせる。
そして、舌舐めずりをすると、僕のワンピースのファスナーに手をつけた。
優しく、優しく脱がし始める。
僕は、普段とは違う雅樹の手付きに、体中が敏感になる。
あぁ、なんて気持ちいいの?
心地良くてとっても感じちゃう……。
雅樹は、ブラジャーとショーツを優しくはぎ取った。
「ありがとう、雅樹君。さあ、お姉さんの胸、吸っていいわよ」
僕がそう言うと、雅樹は「ありがとうございます!」と言って、乳首に吸い付いた。
吸っていない方の乳首は、指でコリコリしていじくりまわす。
あん……いつもより、激しい。
でも、痛気持ちいい……。
「いいわ。じょうず……とっても、気持ちいいわ……」
下半身がじわっと熱くなる。
「それじゃ、仰向けになって」
雅樹を仰向けにさせると、僕は雅樹をまたぎ、雅樹の顔にアナルを押し付けた。
「さぁ、雅樹君の大好きなお姉さんのアナルよ。舐めなさい」
「はい。めぐみさん!」
雅樹は、興奮して息が荒い。
両手で僕のお尻を鷲掴みにして、アナルを愛撫し始める。
ぴちゃ、ぴちゃ、音を立てる。
舌の動きがいやらしい。
時折、アナルの中に舌をねじ込もうとしてくる。
あぁ、気持ちいい……ヒクヒクしちゃうから……。
「あっ、あっ……上手よ。じゃあ、お返しに雅樹君のオチンチン、舐めてあげるわ」
「うっ、嬉しいです!」
僕は、雅樹のズボンとパンツを脱がした。
おっきいペニスがぬっと現れ、目の前にそそり立つ。
もう、元気いっぱい……。
「こんなに、おっきくしちゃって、エッチな雅樹君」
「ごめんなさい……」
「いいのよ。お姉さんに任せて……」
僕はペニスの根元を抑えると、先っちょの敏感のところを舐めながら口にくわえ、ゆっくり上下にスライドする。
唾液でぴちゃぴちゃ音を立てる。
雅樹が、はぁ、はぁ、言うのが聞こえた。
僕は次第に激しく愛撫をし始める。
すぐに、雅樹は悲鳴をあげた。
「めぐみさん。でちゃいそうです!」
僕はフェラをいったん止める。
「だめよ。いっちゃ!」
「はい……」
雅樹は、言いつけ通りに我慢する。
うん。素直でいい子……。
僕は、雅樹の跨ぐ向きをかえ、雅樹の唇にキスをする。
「いい子ね。お姉さんがもっと気持ちよくしてあげるわ」
僕は、雅樹にのっかったまま、雅樹のペニスを片手で握る。
そして、自分のアナルに押し付けながら、ゆっくりと腰を落とした。
あっ、あん……。
入ってくる……入ってくるよ、雅樹のおっきいペニス。
ずずず……。
お尻の穴が広がっていく。
ああ、奥まで、はいっちゃう。
はぁ、はぁ、切ない……。
僕は、そのまま腰を振り始める。
雅樹は、すぐに快楽の表情を浮かべた。
「うぅ。気持ちいいです。めぐみさん!」
「あたしもよ! あっ、あっ」
「はぁ、はぁ、俺もう、いっちゃいそうです!」
雅樹は、歯を食いしばっている。
「だめよ。まだ。我慢して! あっ、あっ」
「うぅ……」
雅樹は、辛そうに、はぁ、はぁ、と息をする。
あぁ、僕もだんだん気持ちよくなってきた。
僕はお尻を回しながら、ちょうど刺激があたる体勢を確認する。
下半身がどんどん熱くなってくる。
あぁ、ここだ。
「めぐみさん。そんなことしたら。俺……はぁ、はぁ」
「だめよ。あっ、あっ。男の子なんだから、我慢しなさい!」
雅樹は、懸命に我慢している。
でも、そろそろ限界みたい。
ペニスがビクンビクンし始めた。
僕ももう少しでいけそうだ。
下半身がどんどん熱くなる。
あん、あん。自然と喘ぎ声がでる。
「いいわよ。あたしの中にだして。雅樹君の精子いっぱい」
「めぐみさん。素敵です。めぐみさん!」
ぶっ!?
なに『素敵』って?
ここで雅樹の口からそんな言葉でちゃうの?
あぁ、もうだめだ、そんなの気にしている場合じゃない。
そんなことを考えている間に雅樹は「いくっ」と叫ぶと絶頂に達した。
しばらくドクッ、ドクッと精子を僕の中に出し続ける。
「めぐみさん、素敵でした! はぁ、はぁ」
雅樹は、それだけ言うとぐったりした。
あぁ……。
しまった。
いきそびれてしまった。
僕は雅樹に乗っかったまま呆然としていると、雅樹が言う。
「どうしたの? めぐみさん」
僕は雅樹を睨む。
「雅樹。めぐみさんじゃないよ! 雅樹が、おかしな言い方するから、いけなかったじゃない! 何、素敵って!」
僕は頬を膨らませる。
「俺のせい? まいったな。機嫌なおしてくれよ」
雅樹は起き上がり、僕に口づけをする。
んっ、んっ、んっ……。
ぷはっ。
雅樹は、僕の唇から離して言う。
「でも、大丈夫だよ。ほら!」
「なにが?」
「めぐむのお姉さん姿を見ていたら、もう固くなってきた」
そう言われてみてば、アナルに入ったままの雅樹のペニスがむくむと大きくなるのが分かる。
「素敵なめぐみさん、もう一度してください!」
僕は笑いをこらえながら云う。
「だから、雅樹。その『素敵』っていうのやめてよ!」
そして、僕は雅樹にキスをすると、また腰を振り始めた。
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