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4-04-2 夏休みの学校(2)

片桐先生は、ジュンの横に寝そべった。 そして、ジュンを見つめている。 優しそうな表情。 授業では絶対にしない表情。 ジュンだけが知っている片桐先生。 なんか、僕はドキドキしてきた。 「先生、ごめんなさい。急に呼び出して」 「いや、いいよ。相沢」 「ボク、先生が欲しくて、勉強に手が付けられなくなっちゃって……」 「そうか。先生も相沢に会いたかった」 「先生……」 片桐先生は、ジュンの顔を見つめながら、そのまま覆いかぶさる。 そして、ジュンの額に優しくキスをした。 あぁ……。 僕のドキドキは最高潮に達した。 すごい! これほどにも甘い二人なんだ。 これって、本当の恋人同士。 雅樹から、ジュンは片桐先生とエッチまでする付き合い。とは聞いてはいたけど、にわかには信じられなかった。 でも、目の前で繰り広げられる光景を見てしまうと、もう疑う余地はない。 ジュンは目を潤ませて、とても可愛い。 これも、僕達には見せない表情。 ドキドキする。 「先生、唇にキスしてよ」 ジュンがねだる。 「ははは、相沢はキスが好きだな」 「もう先生、意地悪を言わないでよ」 ジュンは口を尖らせる。 片桐先生は、そのままジュンと唇を合わせる。 見つめ合う二人。 僕は自分がなぜか顔が熱くなってきた。 はー。だめ。 ドキドキが止まらない。 そして、目が離せない。 「先生!」 ジュンはそう言うと、片桐先生の首に腕を巻き付き、先生の唇に吸い付く。 ちゅっぱ、ちゅっぱ、と音が鳴り響く。 片桐先生もそれを受け、舌を絡ませる。 激しいキス。 あぁ、これは……。 (めぐむ。俺もキスしたい) 雅樹が耳元でささやく。 (えっ?) 雅樹は、突然僕にキスをしてきた。 塞がれる唇がこじ開けられ、舌を突っ込まれる。 (んっ、んっ……) 声が出そうになるのをしきりに我慢する。 雅樹も、熱い二人を見て興奮してしまったんだ。 でも、雅樹とのキス。 僕もずっとしたかった。 だから、嬉しい。 ジュンの声にビクッとして、雅樹とのキスを中断した。 「先生、して……」 「あぁ。いいよ」 片桐先生はそう言うと、ジュンのシャツのボタンをはずし始める。 そして、ズボン、パンツが脱がされ、ジュンは生まれたままの姿になった。 「先生の服は、僕が脱がしたい」 ジュンは、恥ずかしそうに体を隠しながら提案した。 片桐先生は、うんと頷く。 ジュンは、一生懸命に先生のシャツを脱がし、ズボンのベルトを外した。 そして、パンツを下ろしたところで、既に大きくなったペニスが現れた。 「あぁ、すごい! 先生のオチンチン」 「ははは。相沢の裸が可愛いからな」 「ほんと? うれしい」 ジュンは、片桐先生のペニスまで口を持っていくと、そのままハムっと咥えた。 そして、ペロペロを舌を使って舐め始める。 「相沢、あまり頑張らなくていいぞ」 ジュンは口に含ませたままで、しゃべり始める。 「いいの。ボクが舐めたいんだもん。ちゅぱ、ちゅぱ」 やばい……。 ジュンが顔を紅潮させて一生懸命にフェラをする姿は、まったくいやらしさを感じさせない。 いじらしいく、最高に愛らしい。 ジュンが可愛いくて、思わず抱きしめたくなる。 僕がほんわかした気持ちになっていると、ほっぺを何かでつつかれているのに気が付いた。 (なに? 雅樹) と振り向くと、目の前に雅樹のペニス。 (えっ?) (めぐむ、俺のも頼むよ……) 雅樹はすでにズボンとパンツをおろし、おっきいペニスをあらわにしている。 (もう、雅樹! もしかして、ジュンのフェラに興奮しちゃったの?) (ん? いや、興奮は朝からずっとしているけど。俺は、ただ片桐先生に負けたくないと思ってさ) (片桐先生?) 僕は、片桐先生の表情を見る。 目を閉じて顎を上げ息を荒げている。 ジュンのフェラの気持ちよさに必死に耐えている。 ときより、うぅとか、あぁとか、呻き声を上げている。 (フェラは先にいったほうが負けだろ。向こうの方が先だけど、めぐむの方がうまいから条件は同じさ。ははは) (あぁ、もう。どうして、そういう思考になるかな……) (めぐむはわかってないな。男とはこういうものだろ? さぁ、頼む。俺は耐えてみせるぜ) (はい、はい。じゃ、手加減なしでいくよ) (おう) 僕は、雅樹のペニスの先にキスをする。 (ねぇ、ペニス君。練習の成果を試させてね) 雅樹のペニスは、ビクッと反応して、「わかったよ」と言っているかのよう。 ふふふ。 じゃ、練習の成果を出せてもらおうかな。 もちろん、雅樹が弱いところは知っている。 でも、日によって攻めてほしい好みが変わるのは勉強済みなんだ。 だから、僕はまずは一通り、雅樹のペニスを舐める。 そして、反応するところをちゃんと抑えておく。 今日の攻めてほしいところは、っと、先っちょのところか……。 僕は、柔らかい部分を優しく揉みながら、さっきっちょのところで唾液をたくさんつけて舐めまわす。 (はぁ、はぁ、めぐむ。気持ちいいよ。こんなにうまかったか。うぅ) (ぴちゃ、ぴちゃ。どう? 我慢できる? ちゅぱ。ちゅぱ) そして、じらすように、竿や付け根、そして、くびれのところを織り交ぜながら愛撫する。 僕は、雅樹のペニスを口に含ませた。 そして、お口の中で舌でおしっこの出口をれろれろと舐め始める。 雅樹のペニスがビクッ、ビクビクっと敏感に反応する。 ほらね。 僕は上下に動かしながら、執拗に舌で先っちょを攻める。 (はぁ、はぁ、だめだ、めぐむ、めぐむ) 雅樹のペニスが痙攣の周期が短い。 これは、もうすぐイキそうだ。 僕は柔らかい部分をぎゅっと絞り、ペニスの先っちょにチューと吸い付く。 (イクっ!) 雅樹の呻き声とともに、ペニスの先から精子が飛び散る。 どろっとしたもの僕の口の中に広がった。 飲み込めない分が口の端から滴り落ちる。 僕は口を拭いながら言った。 (雅樹、どうだった?) (はぁ、はぁ、やばい。めちゃめちゃ気持ちよかった) その時、片桐先生の声が聞こえた。 「はぁ、はぁ、相沢、イキそうだ。」 「先生、出して! ボクのお口の中に!」 「相沢っ。うぅ!」 ジュンの呻き声とごほごほと蒸せる音。 片桐先生が言った。 「相沢、すまない」 「ううん、先生。うれしい」 ジュンが頬を赤く染めながら先生を見つめる。 雅樹は、つぶやいた。 (負けちゃったか。片桐先生もなかなかやるな。でも、ジュンももうちょっと頑張らないとな。めぐむ、教えてあげなよ) 「雅樹! そんな言い方ひどいよ!」 僕は思わず大きな声を出してしまった。 (バカ!) 雅樹は僕の頭を押さえて、低い体勢になる。 「だれかいるのか?」 「だれ?」 片桐先生とジュンの声。 やばい……。 僕と雅樹は息を殺してじっとする。 しばらくして、片桐先生が言った。 「今日は、運動部が外練をしているから、外からみたいだな」 「よかった」 ジュンの安堵の声。 そして、ジュンの甘える声が聞こえた。 「先生、お願い。先生のオチンチンが欲しいです……セックスしてください」 「わかった。でも、元気になるまで、もうちょっと待ってくれ」 「はい、先生。その間に、先生のオチンチン、舐めていてもいいですか?」 「ああ、かまわないよ」 「やった!」 僕と、雅樹はホッと安堵の溜息をついた。 雅樹は頭を下げた。 (ごめん、めぐむ。乱暴なこと言った。謝るよ) (もう、負け惜しみはわかるけど。うん。でも、悪気はないんだよね? いいよ) (よかった) 雅樹はしゅんとしていたけど、すぐに元気な口調になる。 (でも、ほら見てみろよ、めぐむ。俺のはもう、ビンビンだぜ。先生はしばらくかかりそうだから、一勝一敗だな。ははは) (えっ? もう、おっきくなっているの?) 僕は、雅樹のペニスを見る。 隆々と頭を上げている。 (本当だ。もう元気になっている。でも、どうして?) (それは、もちろん、めぐむのフェラが気持ちよかったからさ! 病みつきになりそう) あぁ、その言葉。 最高の褒め言葉だ。 嬉しい。 本当に嬉しい。 達成感、充実感、そして満足感。 少しでも上手になろうと練習を頑張って、そして雅樹に喜んでもらえた。 僕は小さくガッツポーズをした。 でも、まだまだ上手になるからね。雅樹。楽しみにまっててね。 しばらくして、ジュンの声が聞こえた。 「先生のオチンチンおっきくなってきたよ」 片桐先生は優しく言った。 「じゃあ、セックスしようか?」 「はい、先生!」 ジュンの嬉しそうな声が聞こえた。 雅樹と僕は、いよいよだね、と互いに頷き合った。

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