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「だっ、だれ!?」 突然の声に驚き、叫びながら腰を抜かすと 「…ぶっ(笑)」 「……………え?」 ギュッと閉じていた目をそっと開ける。 「あんた、慌てすぎ…(笑)なに?心中自殺した幽霊だとでも思った?」 恐る恐る上を見上げると、そこにはちゃんと足のある人間の男の人がいた。 「あ、ごっごめんなさ…」 突然叫んでしまったことを謝ろうと思い、抜かした腰を持ちあげ、急いで立ち上がろうとすると …クラッ 「うわっ……と、あぶな…」 思わず立ちくらみをして倒れかけたが、目の前にいた男の人が素早く支えてくれる。 「すっ、すみませ……て、え?」 ……この人、…さっきはテンパってて分かんなかったけど… 「風隼(かぜはや)……(れん)…さん?」 「あれ?俺の名前知ってんの?」 もちろんだ。 …だって風隼さんは河木くんの親友で、有名な芸術家・風隼壱作の息子。 なんでも出来てしまう完璧人間な上に顔立ちは美しく、芸能界からのスカウトが殺到しているらしい。 「へぇ〜、どっかで会ったっけ?」 そう聞かれ、僕は首を横にブンブンと振る。 「じゃあ、なんで俺の事知ってんの?」 突然顔をグイッと近づけれ、僕は動くことが出来ずに固まっていると、 「……ブハッ(笑)」 吹き出された…… 「いやぁ、ごめんね?あまりにも反応が面白くって…つい(笑)」 そう笑う姿は可愛らしくもあり、小悪魔っぽい色気さえ感じられる。 河木くんとはまた違ったタイプのイケメンだ。

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