｢え？何言ってるの…蓮くん｣ 風隼さんの言葉に見ている全員が驚き、ヒヤヒヤと焦り出す。 ｢え、どっどうしてよ……いやよ！蓮くん！！｣ ｢見捨てないで……｣ 女の人達の必死な表情に風隼さんが小さく｢はっ｣と笑った ｢いやいや、あんた達にはかっこいい彼氏さんがいるんでしょ？…まさか、俺に本気になったとか言わないよね？｣ その言葉に女の人達は固まる。 ｢……へぇ、そうなんだ。なら、余計だよ｣ 廊下で倒れ込んでいる女の人達に、風隼さんは近寄った。 ｢俺、本気になられたら興味なくすんだよね…知らなかった？そうだ、他の仲間にも言っといてよ｣ グイッ ｢もう、遊びには飽きたって｣ 女の人の頭を強く掴み、冷たい顔でそう伝える。 その表情はあまりにも冷たく…美しかった。