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「え、はっ…はい。」
河木くんが突然固まる。
「それだけ」って、僕にとっては重大すぎる事なんだけどな……
「そんなの、別に俺が羽野のこと見てようが見てまいが、周りには関係ないじゃん」
…い、いや…結構関係あるんだけども……
「え?じゃああれは?目見てくれないのは?」
「そ、それは…め、目を見られるのが…に、苦手なだけで…」
「あ、そうだったの?」
なるほど〜って1人納得している河木くん。
(…ごめんね、半分ホントで半分は嘘…)
苦手だと言うのは本当、出来るだけ人に目を見られたくない
…けど、余程じゃない限り、目を見て話すのは大丈夫だ。
…本当は河木くんと目を合わせるのが恥ずかしいだけ。会話も…他の人とは違う意味で緊張してしまう。
その事は、どうか許して欲しい、だって
(だって、好きなんだもん…河木くんが)
誰だって、好きな人と話すのは苦手でしょ?
自分の性格にその事が足されてしまったから、余計に緊張してしまうだけ。
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