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「…え?」 な、なんで……好きだって……バレたの? 「だって、そうでしょ?」 風隼さんがニヤニヤとこちらを見てくる。 「夏喜と友達になったら耐えきれてたものが、耐えきれなくなったり」 風隼さんがふわっと頭を撫でる 「今まで大丈夫だったことが友達になると、沢山傷ついてしまうのって…」 「自分の気持ちが夏喜に離れられなくなるって予想してるから…なんじゃないの?」 思わず固まってしまう。 「え?そんなに驚く場所!?(笑)」 …恥ずかしかったから、ちょっと誤魔化して伝えたのに… 「多分、本当の友達になりたくない理由は、ごちゃごちゃ言ってるけど、 ‘ 夏喜のことをこれ以上好きになるのが怖い’ なんでしょ?」 ……その通りだ。 「なーんだ(笑)、泣き出しちゃうからもっと深い理由があるのかと思った。」 僕にとったら、深刻なんだけどなぁ…… 「ん?気に食わなそうな顔してるねぇ」 風隼さんが顔を一気に近づける。 「そ、そんなこと…「だってさ、」 「だって、好きな人のことをもっともっと好きになるのって幸せなことじゃない?」 「……え?」 「冬麻くんは考えすぎなんだよ、しかも、入り方が付き合えないってとこからの時点でアウト!」 「え、えええ!?」 こ、この人は何を言っているのだろうか…… 「…ブハッ(笑)、ほんと、冬麻くんってピュアというのか…頭が固いというのか…(笑)」 いや、だって、僕なんかが河木くんと付き合うなんて……誰が思う??……第一、僕は男だ。 「まぁ、夏喜は鈍感だから、諦めていく女の子達は数多く見てきたけどねぇ」 (うっ……) 心にグサッと刺さる。 「その諦めてきた女の子達も、誰かと両思いになれた人達も、自然と冬麻くんと同じこと悩んでるんだよ」 風隼さんがニコッと頰笑む。 「それを、冬麻くんは頭の中でグルグルと考えすぎなだけ。」 「ね?みんなと変わんないじゃん」 風隼さんはそう言うと僕の肩をポンッと叩く。 「だからさぁ、あいつ落ち込んでるし…友達になってくんない?」 心がスーッと楽になる。 何も深く考えなくていい。 (河木くんと、近づきたい、仲良くなりたい。) その気持ちだけ、持っていたらいい。 「……もしも、好きって気持ちが耐えきらなくなって、夏喜や周りに傷つけられたり、告白でもしてしまったらまた相談して?」 風隼さんがまた、ふわっと頭を撫でる。 「俺の胸の中でいーっぱい泣かせてあげるから」

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