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┈┈┈┈❁⃘┈┈┈┈
「か、か…河木くん…」
「なに?羽野」
耳元から入ってくる優しい声に頭がくらくらしする。
(こんな、近い距離…初めて…)
河木くんにとったら何気ない行動でも、僕にとったら恐ろしいレベルの行動で…
(しょ、少女漫画みたい…女の子に見られたら発狂されそう……)
なんて、どこか他人事のように考えてる自分がいた。
「……夏喜、そのままじゃ冬麻くん倒れちゃうよ」
「…え?」
風隼さんの言葉に河木くんは僕の顔を後ろから覗き込む。
(ち、ちか……ちかすぎる…!!!)
視界いっぱいにカッコよすぎる顔が現れ、河木くんの爽やかな匂いが一気に入ってくる。
「は…はのくん!?!?」
思わず倒れかけると、気づいたひろさんが河木くんの胸の中から急いで出してくれた。
(び……ビックリした……)
ひろさんの咄嗟の行動に命が救われた気分だ。
「あ、わ…悪い、羽野」
「ぶは(笑)夏喜、絶対何が起こってるか分かってないじゃん」
風隼さんが河木くんの肩に手を置き「あー、お腹痛い」なんて言いながら爆笑していた。
ひろさんは僕の顔を覗き込むと「大丈夫?」と優しく問いかけてくれる。
河木くんは頭に「?」を浮かばせていた。
「ていうか…なんでこんな所に、はのくんとれんれんは来てるの?」
「「あ…」」
やばい、忘れてた…
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