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気がついた時には、時すでに遅し… 今僕は、サッカー部の部室の中で、何故かお茶を出されてます……。 「おぉ!君が入部希望の子か?」 「……え?」 目の前に座ったサッカー部の顧問である加藤先生が僕に問いかける。 「ち、違いま…「はい、そうです!」 (え!?) 僕は後ろで立っている風隼さんをバッと見た。 「入部希望だもんね?冬麻くん♡」 「え、なっな…」 「そうか!!いやぁぁ助かったぁ!」 「え…ちょ……」 もう一度風隼さんを見るが風隼さんは僕にウインクをひとつしただけで、何を考えているのか分からない…悪魔だ………。 「ほんとに!?羽野、入ってくれるの!?」 「え、い、いや……」 風隼さんの言葉に河木くんは目をキラキラさせ、僕に問いかけてくる。 (…い、言えない…「お断りします」なんて…こんな状況で言えない……) 唯一助けてくれるであろう、ひろさんは手具の手入れをするため、今ここにはいないし…というか、僕が入りたくないことひろさんは知らないし…… (助けててくれる人がいない……!!) 「じゃあ、早速ポジションの話へといきたいんだが…「ちょいまち」 もう戻れない話の領域に入りかけたその時、風隼さんがストップをかけた。 「冬麻くんが入るのは、選手ではありませんよ?」 「「「え??」」」 僕と河木くん、そして加藤先生の声がハモる。 風隼さんはニヤッと微笑んだ 「冬麻くんが入るのは、マネージャーです」

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