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┈┈┈┈❁⃘┈┈┈┈
まっ…マネージャー!?
「えっ…羽野、マネージャーになるの?」
「え?い、いやそんなことは…「じゃあ選手になるの?」
風隼さんが僕の言葉に言葉を重ねてくる。
(あ……悪魔だ…)
思わず肩がぶるっと震えた…
ここまできて風隼さんの言葉を僕が修正出来ないって風隼さんは分かっている……
(…出来ない自分も自分だけど……)
それでも、まだ選手よりはマシ…か…
「……羽野?」
…なにより、心配そうに見つめてくる、この向日葵を傷つけてしまう勇気は僕にない…
「…やります、マネージャー…」
「ほ、本当かい?」
加藤先生が少し前のめりになった。
…というか、選手の時より喜んでないか?
「は、はい」
不思議に思いながらも了承の言葉を口にする。
「は、羽野くん…君は…救世主だ!!」
「……え??」
…何故か先生がものすごく涙ぐんでいる。そして、ものすごく感謝されている…。
(な、なんで……?)
もう一度後ろを振り返り風隼さんの姿を見る…が、
(…なんか、めっちゃ笑いこらえてるんだけど…)
そこにはニヤニヤを通り越して笑いの声が漏れないように口を抑える風隼さんの姿があった。
……ものすごく、嫌な予感がする………
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