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┈┈┈┈❁⃘┈┈┈┈
ビクッ
羽野の肩が不安そうに揺れる。
「ご、ごめんな…さい…」
それはそれは小さく…か弱い謝罪の言葉が羽野の口からは零れた。
「え?なんで、謝るの?」
それこそ、羽野が謝る理由なんてひとつもない。むしろ、羽野は被害者。傷つけられたんだから、怒って当然だ。
「俺が、こんな…やつ、だから……河木、くん…のこと、悪く…言われちゃった…」
そう呟く羽野は、あまりに儚くて切なくて…消えてしまいそうで…
そんなことを考えていた羽野がいじらしくて、愛おしかった。
「…そんなこと、思ってたの?俺の心配をしてくれてたの?」
少しだけ背が低い羽野の顔を覗き込み、肩に手を当てる。
少し体が震えたが、逃げずにコクンっと縦に首を降ってくれた。
不謹慎かもしれないが…その姿に、俺の心配をしてくれたことに胸がキュンっとした。
(ほんと、羽野にキュンってするなんて、どうしたんだろ…)
自分の気持ちがよく分からない。
ただ今分かっていること、それは俺にとって羽野は大切な存在になっているということだ。
その気持ちは、蓮や陽斗に対するものと一緒…大切な大切な“友達”だ。
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