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┈┈┈┈❁⃘┈┈┈┈
ズキンッ
「……くっ」
「は、羽野!?」
頭がガンガンと痛くなる。
(ダメなのに、思い出しては…いけないのに…)
思いとは裏腹に、あの頃の…中学での出来事が一気にフラッシュバックしていく…
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈❁⃘┈┈┈┈┈┈┈┈┈
『なぁなぁ、冬麻ってイケメンだよな』
【……はぁ?そんなこと言ったってなんも出てこねぇぞ(笑)】
『ちげぇって、女子がお前のこと見てキャーキャー言ってんの見てたら、お前ってすげぇんだなって思ってさ(笑)』
【何だそれ(笑)】
『あ、けどお前には涼様がいらっしゃるから、女子共は諦めるしかねぇかぁ』
【はぁ?なんで涼なんだよ(笑)】
『そりゃ!お前らの近さは以上だろ!?夫婦にしか見えねぇよ!!!』
【な、なんでだよ!普通に仲良いだけ『 そうだよ、冬麻は俺のお姫様だから♡』
【はぁ!?ちょ、涼!!】
『はいはい、惚気ですかぁ〜、他でやってくださーい』
« ……冬麻 »
【あれ!どうしたの?】
『……誰?』
【あ、涼、この人は…】
«と、冬麻くん!これ!!»
【え!?…ちょっ】
«じゃ、じゃあ!»
【ま、待っ!】
『……行っちゃったよ?……手紙?』
【……うん。】
〝冬麻くんへ〟
【……なんだろう、手紙なんて…】
『………』
『 え!?冬麻ラブレター貰ったのかよ!?』
【ちげーよ(笑)なぁ、涼】
『……』
【…涼?】
『冬麻、あいつ…………』
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