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「そういえば、まだお昼食べてなかったよね?」 ファミレスの席につくと河木くんがそう問いかける。 「た、食べてない…です、けど……「じゃあ食べよ!!」 河木くんはニコッと笑い、メニューを広げると「何食べる??」と聞いてくる。 (お弁当とか…持ってきてないのかな……) 一人暮らしで料理の出来ない僕はいつもパンを持ってきているので、今日中に食べなくても大丈夫だ。 けど、お弁当を毎日食べる河木くんは、今日食べない訳にはいかないだろう。…お母さんとかに迷惑じゃ…… 「……ん?どうした?」 僕の視線に気づいたのかメニューから目を離しチラッと僕の方を見た。 (か、かわっ……) 少しだけ上目遣いでキョトン顔な河木くんがものすごく可愛い…… 「……羽野?」 「あ、ごめんなさっ」 咄嗟に赤くなりそうな顔を下に向けた。 「いや、別に良いんだけど…どうしたの?」 優しい声が頭上から聞こえる。 「あ、あの…お弁当…だ、大丈夫…ですか?」 「え?なんで?…1回も手つけてないし、夜に温めて食べようかなって思ってるけど」 「……お、お母さん……とか、怒ったり…」 しどろもどろになりながら河木くんに伝えるとまた、河木くんがキョトンとする。 「…自分で作ってるから、なんも言われないよ?」 「………え?」 思っていなかった事実に今度は僕がキョトンとしてしまった。

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