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┈┈┈┈❁⃘┈┈┈┈

いつもの調子が少しだけ戻り、ホッとする。 「えええ!だってつっきーが死んじゃったら俺悲しいよ!?」 「ふはっ(笑)ありがと」 隣にいるひろくんも安心したような表情を見せた。 「…で?連れ去られたってどういうこと?」 もう少し様子を見た方が良いか迷ったがそこまで俺は気が長くない。 「え、そっそんな突然…「いや、いいよ陽斗」 夏喜が俺の顔をじっと見る。 (…うん、顔色がさっきよりマシになった) 「実はな…」 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 「……はぁ!?」 「え、と、とっきーって友達いたの!?」 よっぽどの事だろうとは思っていたが、…衝撃がデカすぎる…… 「…いや、何となく羽野が中学の頃は今みたいな格好じゃなかったのは…分かってたけど…「分かってたの!?!?」 隣にいるひろくんなんか大パニックだ。 「え、う…うん。何となく…だけどね」 「え、じゃあ夏喜はそれが衝撃で立ちすくんでいた訳じゃないの?」 俺たちがこんなに驚いている理由は「冬麻くんは高校からこういう格好になったこと」「友達?がいたこと」「しかもそれがかなりのイケメンだということ」…… まぁ、夏喜のいうイケメンは信頼出来ないが…中の上は確実だろう。 「り、理由って……」 俺もひろくんも前のめりになる。 「…は、羽野を連れ去った男が……気に食わない…と言いますか…」 ……は? 「なんも…知らなかった自分が、ショックと……いいますか……」 ……なんだそれ? …てか、それって……まるで夏喜が冬麻くんのこと… 「……やーめた」 「「え?」」 「そんぐらい自分で考えろバカなつき」 「は、はぁ?」「れ、れんれん??」 俺はそこまで優しくない。 自分の気持ちぐらい自分で気づけっつーの、鈍感バカ 「はぁあ…冬麻くんが哀れでしかたないよ…」 「は、はぁ?なんで羽野…」 俺が冬麻くんの恋の手助けをしてあげるのは可愛いお気に入りちゃんだから、こんな幼なじみの野郎になんか助けてやんない。 「ひろくんにでも相談しといたら」 鈍感バカは目の前の同類と悩みあっとけ。

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