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今日は、水曜日…風隼さんも一緒にご飯を食べる日だ。 「……あれ、今日は冬麻くんお弁当なの?」 「え、う…うん……か、河木くんが、作ってくれて…」 僕の言葉に風隼さんは驚いたような顔をして河木くんを見る。「…なんだよ」と居心地が悪そうに河木くんは言った。 ……やっぱ、お弁当作ってもらうなんて、迷惑かな…? 少しだけ不安にかられる。 「……ふーん、夏喜が作ったんだ」 そう言う風隼さんの顔はニヤニヤしていて、河木くんが軽く睨みつける。 僕は頭に?を浮かべながらお弁当に入っていた玉子を一口食べた。 「……おいしい」 僕の言葉に河木くんは風隼さんから目を離し僕の方を見る。 「ほ、ほんとに!?」 「え、う…うん、とっても……」 そう答えると、河木くんの目がキラキラと輝き出す。 「……はぁ、甘すぎて吐きそう」 隣にいた風隼さんはそう言うと、河木くんのお弁当を一つ、つまんだ。 ┈┈┈┈ 放課後、河木くん達と一緒に帰るため校門へと向かう。 …が 「なんか校門の方騒がしくない?」 「…確かに」 普段も下校する生徒や河木くん達を出待ちする生徒がいるので騒がしいが、確かに今日は騒がし度が違う。 …まるで、有名人でも来てるような…そんな騒がしさだった。 「あ、あそこに人が集まってるよ!」 ひろさんがびっくりしたように一つに固まっている集団を指さす。 目を顰めてその先を見ると 「……え」 何故か昨日出会ったばかりの涼がいた。

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