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「ねぇねぇ、ずっと思ってたんだけどりょーやんって変わってんね」
「あんた…りょーやんって…」
「え?いいじゃん!!俺許可貰ったし」
ひろさんはそう言うとスマホを開き、ひろさんとのやり取りを見せる。
「いつの間にあんたメッセージ交換してんだよ!?」
「ふっふっふ〜、そこら辺はれんれんより手が早いもんねぇ」
自慢気に話すひろさんを他所に風隼さんは「ずるい!」とお怒ったような表情を見せた。
(…ほんと、まさか涼と風隼さんの気が合うなんて…思ってもみなかった)
波長が合うのだろうか…いつの間にか俺よりも仲良くなっている。それだけじゃない、ひろさんとだって知らぬ間にメッセージ交換をしてるなんて……
(完全に…溶け込んでる……)
僕が三人と一緒にいるよりも馴染んでる涼の姿に少しだけ嫉妬する。
(まぁ、こんな格好だし…それに、涼は気取らない性格だから中身を知った人はみるみるうちにハマっていく。)
…俺と仲良くなってから、クラスの中でも今までの偏見が無くなっていた。
(僕のおかげだって言ってたけど…確実に涼の生まれ持った性格だよな…)
今、改めてそう思う。
「今度オススメのカフェ教えてあげるんだぁ」
……あれ、もしかしてひろさんの方が涼と仲良い?
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