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「んっんんんっ!じゃ、じゃあご飯食べよ!!!」
何故か顔を真っ赤にさせたひろさんが、僕をグイッと引き寄せ、そう言う。
「い、良いけど…」
河木くんはびっくりしていたが、僕はひろさんに助けられた気分だった。
「ほらほら!!凄いでしょおお!!!」
そのまま腕をグイグイ引っ張られ、机の前に来させられる。
「え、…これ全部陽斗が…「んな訳ないでしょ」
河木くんの声に風隼さんが「はぁ」とため息をつきながらそう言った。
「え、でも料理がプレゼントだって…「色々訳あって、ひろくんのおばさんが半分ほど作って貰った」
これ、ひろさんのお母さんが…
(凄い……)
「け、けど!俺だって頑張って作ったんだよ!!!」
透かさず、料理を眺めてる僕に、ひろさんが肩に手を置いて、僕の目を見る。
「ほらほらほら!!俺が揚げた唐揚げ食べてみて!!絶品だから!!!」
半ば無理矢理、唐揚げを刺した爪楊枝を渡され、一口口に含んだ。
「……もぐ」
「………………」
「…おい、しい……」
「でしょおぉぉぉ!!!!」
ホントに、びっくりするほど美味しい…。
良かったぁとひろさんが叫びながら僕に抱きついてきた。
「ちょっと、ひろくん!」
風隼さんがひろさんの肩をバシンっと強く叩く。
「…いた!!」
その声と同時に僕は風隼さんの腕の中にいた。
「ほら、俺の作ったミニピザ食べてよ!」
…かと、思えば次はピザをかなり無理やり食べさせられる。
「……もぐもぐ」
「…どう?」
「…おいし……」
「…もう、冬麻くん大好き♡」
「あぁぁぁぁぁ!!!くっつきすぎ!!!」
「ぶは(笑)あいつら二人、冬麻のこと大好きだなぁ」
「…驚く程にね」
河木くんと涼のそんな会話を聞きながら両方の腕をグイグイと左右に引っ張られていた。
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