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┈┈┈┈❁⃘┈┈┈┈
河木くんがキッチンに向かってから、暫く時間が経ち、ミートソースのいい匂いが漂ってくる。
「うわぁぁ!お腹減ってきたね!」
「いやいや、あんた大量に唐揚げ食べてたでしょ…」
「パエリアもうないの?」
「涼くんはパエリア食べ過ぎ…」
その言葉の通り、唐揚げは残り少なく、パエリアに関しては、もうなかった。
「…たく、夏喜!!」
風隼さんがキッチンに向かって河木くんを呼ぶ。
「ん?なに?」
「パエリアと唐揚げも作って」
「はぁ??」
「もう、ないの、夏喜なら直ぐ作れるでしょ?」
風隼さんがコテンと首を傾げる。
「お願いつっきー!」
「パエリア食べたーい」
それに続いてひろさんと涼が声をあげた。
「……はぁ、いいけど…じゃあ、羽野手伝ってくんない?」
「…え?」
ぼ、僕が…料理を?
「大丈夫!簡単だから、一緒に作ろ?」
い、いや…りょ、料理なんて…不器用すぎる僕には……
グイッ
「!?!?」
涼に思いっきり腰を押される。
「りょ、涼!「パエリア」
「……え?」
「……俺の…パエリア」
……分かりました。
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