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(陽斗side) 目の前にある、唐揚げを一口食べてみる。 「ん……」 「…ひろくん?」 こ、これは…… 「うまぁぁぁぁ!!!」 「「え?」」 りょーやんとれんれんの声が重なり、とっきーもびっくりしたような顔をしていた。 そんな中、つっきーだけは得意げな顔をしている。 「え、こんなに真っ黒なのに?」 確かに、見た目は焦げてて真っ黒だ… 「冬麻が手伝ったのに?」 そ、それはりょーやん、言っちゃダメでしょ… 「ご、ごめんなさ…「大丈夫!美味しいんだから!!」 透かさずフォローに回るつっきーが見てて面白い(笑) 「…ほ、ホントに…美味しい……の?」 不安そうな表情を覗かせながら、眼鏡をクイッと上にあげるとっきー。 「もう!そんなに疑うなら、食べてみてよ!!」 どう美味しいのかなんて、俺食レポ出来ないから分かんない!! 「…んっ……」 「ね?どうどう??」 もぐもぐと口を動かすとっきー。 その姿を皆真剣に見ていた。 「…お、美味しい……」 りょーやんとれんれんは目を大きく見開く。 「ま、マジか…」「…こりゃ、明日は大雨だ…」 いや、りょーやん……確かに明日は降水確率0%だけど…… 「な、なんで?」 れんれんは目をまん丸にさせながらつっきーを見る。 「なんでって…羽野が手伝ってくれたからだよ?」 いや、手伝った結果…真っ黒なんじゃ……… とっきー顔真っ赤で可愛いけど……

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