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その後は特に予定もなかったので、ひろくん家にあったテレビゲームをしたり、カードゲームをしたりしていた。
気が付けば時計は六時を回っていて、半を少し過ぎた頃。
「そろそろお開きにする?」
俺の一言で楽しい誕生日パーティーは終了を迎えた。
「あ、あの…今日は、ほ、ホントに…」
相変わらず硬い冬麻くんだが、いつも以上に柔らかくて優しい表情を見れた気がする。
冬麻くんの笑顔が見れるのも、遠くない気がした。
「気を付けて帰ってね〜」
ひろくんと一緒に玄関から手を振ってお見送りする。
「……え、蓮は?」
夏喜が驚いた顔でこっちを見ていた。
それに続いて隣のひろくんも「え?え??」と慌て始める。
「今日はひろくん家泊まってくから」
夏喜の目が見開く。
「えええええええ!!!」
が、それ以上に隣のバカが煩かった…。
「うっさい、ひろくん…」
「い、いやいや!そんなの知んないよ!?」
「そりゃ、今言ったんだから」
「な、…お、お母さん今日いないし…」
「だから言ってんじゃん」
別に俺とひろくんの関係だ。
気に止めることないだろう。
「あ、じゃ…じゃありょーやん泊まってってよ!」
何故か慌てた様子で涼くんを誘い出すひろくん。
…そんなに、俺と二人っきりが嫌?
「あ〜、俺明日は家で石像作るから無理」
「「「せ、石像?」」」
いや、断る理由がスケールデカすぎません??
ま、これで誘える人はいなくなった訳だし…
「つ、つっきーととっきーは!?」
二人から見えないところで腹を思いっきし摘む。
「いっ!「何でもないよ♡?」
こいつ…とことんバカだな……
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